人生百年 有為自然

人生百年。地域づくり、日々の生活、思いなどを中心にしたブログです。

有為自然 22   小三治さんの「枕」は 今年も長かった

 

   小三治さんの「枕」は 今年も長かった

f:id:uwisizen:20190423055658j:plain

 

1年ぶりに小三治さんの落語を聞いてきました。

今年も、昨年以上に「枕」が長かった。

戦時中の疎開の話、敗戦直後の新宿、北海道、乗馬、とにかく馬の話 … 。

ちなみに「枕」とは、

「話の前置き。落語などで、本題に入る前の短い話」のことです。

 

ほぼ1時間の「枕」のあとの本題「馬の田楽」が終わったのは、

独演会終了予定の3分前。

これで終わるのかと思っていたら、そのあと「中入り」

ところが、右隣りに座っていた中年カップルは、中入りで帰っちゃいました。

カップルさんたち、もったいないことをしたなと思います。

小三治さんの「枕」がどんなものなのか、知らなかったのでしょう。

 

中入り後の本題は、昨年と同じ「小言念仏」

何度聞いても、面白い。

爆笑の嵐でした。

 

   小言念仏 (さわり)

 

仏壇の中に蜘蛛の巣が張っている、掃除をしろ、

       ナムアミダブッ、ナムアミダブッ。

花を取り替えろ、水を取り替えろ、

       ナムアミダブッ、ナムアミダブッ。

    …

飯が焦げ臭いぞ、なに隣の家です、行って教えてやれ、

       ナムアミダブッ、ナムアミダブッ。

赤ん坊が這って来たぞ、そっちへ連れて行け、

       ナムアミダブッ、ナムアミダブッ。

変な顔をしているぞ、今考えているぞ、

       ナムアミダブッ、ナムアミダブッ。

あぁ、やっちゃった、ボロ布で拭きなさい、

       ナムアミダブッ、ナムアミダブッ。

   …

どじょう屋が通るから呼び入れろ、「どじょう屋!」、

       ナムアミダブッ、ナムアミダブッ。

   …

どじょうを鍋に入れて、酒を入れろ、

       ナムアミダブッ、ナムアミダブッ。

なに苦しがって暴れていますだと、

       ナムアミダブッ、ナムアミダブッ。

鍋を火に掛けろ、飛び出すからしっかりフタを押さえろ、

       ナムアミダブッ、ナムアミダブッ。

なにゴトゴト苦しがっています、そうだろ、

       ナムアミダブッ、ナムアミダブッ。

 静かになったな、フタ取って見ろ、

       ナムアミダブッ、ナムアミダブッ。

なに、腹出してみんな死んじゃった。

ざまぁ見ろ、 ナムアミダブッ、ナムアミダブッ。