宮沢賢治の『カイロ団長』の結末は …
『カイロ団長』
宮沢賢治・作 こしだミカ・絵 三起商行 2015年
30匹のあまがえる。
舶来ウェイスキイを飲まされて、
「カイロ団長」(とのさまがえる)の、言いなりに働かされます。
結末は … 。
ブラック企業の経営者と、労働者というような図式を連想しました。
賢治の作品には、いくつかあるような気がします。
『オツベルと象』『猫の事務所』を思い出しました。
今のところ、
抑圧された者たちが結束してたちむかうというような作品には出会っていません。
そんなことを書けるような時代ではなかったのでしょうが … 。