人生百年 有為自然

人生百年。地域づくり、日々の生活、思いなどを中心にしたブログです。

有為自然 74   入院までの1週間 母と二人で過ごしました

 入院までの1週間 母と二人で過ごしました

 

f:id:uwisizen:20190614052817j:plain

 

母は徘徊した日、身内の家に泊まります。

そこで粗相してしまいました。

 

空港から母を迎えに行き、実家に連れ帰ります。

母が入院するまでの1週間、二人で過ごすことになりました。

 

しばらく家に帰ることはできないと判断し、冷蔵庫のなかを空にします。

いろんなものが腐っています。

台所の生ものゴミは、庭の畑に穴を掘って埋めました。

空き瓶、ペットボトルなどを洗って、地域の回収場所に持っていきます。

 

すっかりきれいにしたあと、ゴキブリ団子を各所に置きます。

夜中、トイレに行くたびに、台所の流しにゴキブリが出ているのを見かけました。

1週間で、数十匹のゴキブリを処理しました。

少なくとも、その十倍は潜んでいると思うと、すごいものがあります。

 

片づけている間じゅう、母は静かにテレビを見ていました。

私がいるだけで、ホッとしたのでしょう。

 

朝昼夜の三食、つくってあげます。

独身生活が長く、自炊に慣れていたとはいえ、

三度三度の食事を二人分つくったのは初めてです。

献立を考えるのがこんなに大変なものかと思いました。

「〇〇は、料理が上手だねぇ」と母が褒めてくれます。

 

布団を並べて寝ました。

夜中に自分がトイレにたつとき、

「母さん、おしっこは大丈夫。念のため、トイレに行く?」と声をかけます。

すると、母もトイレに行きました。

一度も、粗相はありませんでした。

 

子どものように穏やかで、おとなしくしていました。

本当に安心しきったのだと思います。

 

母は入院したあと、施設に入所します。

身内がすべてやってくれました。

冬に帰省し、施設を訪問します。

私と過ごした1週間の記憶は、全くありませんでした。

 

次回、その後のことを簡単に触れます。

 

* ニチニチソウの種子も、初めて見ました。