「空き家」をおおう植物 まるで「天空の城ラピュタ」
ヤマユリの観察会のあと、参加者みんなでぞろぞろと引き上げてきました。
近所の「空き家」の前で立ち止まります。
まるで廃墟になった「天空の城ラピュタ」です。
家全体を植物が覆っています。
蔓が建物の2階にまでまきついているのです。
一昨年、業者が空き家の樹木剪定をしていました。
その時、すっきりしました。
あれから2年、そのまま放置されています。
植物の力はすごいものです。
ここまで茂るものかと驚きます。
空き家の問題点を挙げて見ます。
ハクビシン、スズメバチなど、人に害を及ぼす動物の住処になってしまう、
水溜まりが蚊の発生源になる、
動植物が腐ることで異臭を放つ、
ゴミなど不法投棄されやすくなる、
放火や盗難などの犯罪リスクや、
建物の一部が台風・暴風で飛ぶなど災害リスクが高まる、
その家だけでなく、周囲の住宅も資産価値が低下する。
税金対策や相続問題などで空き家のままになっているのか、
放置されている理由はわかりません。
解決策としては、
自治会が市役所を通して定期的に、空き家の管理を大家に申し入れる、
業者による剪定を行ってもらう、
樹木が周囲にはみ出た部分だけでもボランティアが剪定できるようにする、
そのための了解を大家から得る、などでしょうか。
空き家に隣接されている方々は、どんな気持ちで過ごしていらっしゃることか。
15年後の日本は、「3軒に1軒が空き家」。
今から手を打たなければ、大変なことになるでしょう
何とかして解決したいものです。