「月刊:考える高校生」に 出会いました
子どもの頃から家庭の中で、
社会的なことが話題になることはありませんでした。
職場の同僚が、
「小学生の頃、アンポハンタイごっこをしてたよ」と言ったのには驚きました。
「アンポハンタイごっこ」って何 ?
「60年アンポ」のことなど、全く知らずに育ちました。
「社会的な問題」に関心をもつようになったのは、
「新聞委員」になったのがきっかけです。
学校で『月刊:考える高校生』(高文研発行)を読むようになったからでしょう。
全国の高校生たちに「考えるべきテーマ」を提供していました。
「哲学科」志望ですから、「考える」という言葉に敏感です。
また、下宿で「〇〇新聞」を購読するようになります。
当時、月1000円はしていなかった購読料。
月3千円の奨学金の一部を使いました。
もちろん、『△声◇語』など、受験用でもあります。
下宿では、大家さんの家族の居間にテレビがあるわけですから、
高校3年間、夕食のとき以外、テレビは見ていませんでした。
もちろん、テレビニュースも。
新聞の購読によって、ようやく「外界の動き」がわかるようになります。
当時は、「三無主義」ということがよく言われました。
無気力・無関心・無責任。
無感動を加えて、「四無主義」。
いつの時代も、「今の若者は … 」と言われます。
われわれジジイやババアたちだって、
かつて「三無主義」「四無主義」と批判されていたわけです。
たまたま「新聞委員」になり、
「考える高校生」と出会い、「新聞」を読むようになったことで、
「社会的な関心」をもつようになりました。
人間、「情報」がなければ「関心」をもちようがありません。
「批判精神」も育つわけがありません。
教育やマスコミの責任が大きいと思っています。
宗教や哲学という「こころ」の問題から、
「社会的な問題」へと関心が広がっていきました。
その間にも、新たな一目ぼれ、片想い、
そしてガックリ … という話もまた進行中なのです(笑)。
それは、次の機会に。