人生百年 有為自然

人生百年。地域づくり、日々の生活、思いなどを中心にしたブログです。

有為自然 127    それダメ !!   住民自治会(町内会)での 「単純多数決」「強行採決」

 それダメ !!

 住民自治会(町内会)での「単純多数決」「強行採決

 

f:id:uwisizen:20190806042224j:plain

 

高校時代から、現実に戻ります。

アホ、ときどきマジメ。

今日は、大マジメな話です。

 

ボーハンカメラ設置が提案されたときの自治会総会

慎重論や反対の意見が、次々と出ます。

議長が「時間がありません」と話し合いを打ち切ろうとしました。

すると、慎重な対応を求めていた人から「継続審議」の動議が出されました。

 

40数票 対 40数票。

差は、わずか2票だったと思います。

提案した役員は、全員賛成。

次年度の役員も、波風を立てないように、ほぼ全員が賛成。

役員・次期役員でない人たちの大半が、慎重・反対意見。

 

私が議長だったら、この段階で、

「数字上はこんな結果ですが、継続審議にします」とするでしょう。

ところが、原案の賛否をとりました。

まさに強行採決です。

やはり、コッカイの影響でしょうね。

 

さあ、異議をとなえた人たちはおさまりません。

総会が終わって、コミュニティセンターを出たら、後ろから

「あれは、ひどいねぇ」話しかけてきた人がいました。

全く面識のない人です。

これが、その後のはじまりです。

 

採決を強行した役員も気分が悪い。

やっと任期が終わるというのに、後味が何とも … 。

次期の役員も、厄介な問題をかかえてのスタート。

 

自治会の基本は「親睦」

何よりも大切なことは、地域の人たちの「つながり」をつくることだと思っています。

ですから、対立をひきおこさないように努力することが一番。

 

自治会で決めるときには、ほとんどの人が賛成できるように努力する。

慎重意見・反対の人にも、それなりに理解・容認してもらえるように配慮する。

 

住民の間に「しこり」を残したら、「安全安心の地域づくり」に逆行します。

ごたごたすると、自治会をやめる人」も出てきます。

自治会の加入率が低くなることは、マイナス

 

地域、とくに団地は、

生まれも育ちも、職業も、経歴も、年齢も、宗教も、政治的な考えも、

全く違う人たちの集まり。

どういう人と近くに住むかは、選べません。

 

だからこそ、かねてから人間関係が大事だと思っています。

 

ほとんどの人たちが合意できるようにするにはどうしたらよいか。

気長にやっていくしかありませんね。

 

教訓

自治会では、単純な多数決を行わない。

時間をかけて、圧倒的多数の合意をはかること。

その場合にも、反対の人たちや少数意見の人々の理解を得ること。

強行採決は論外。

 

* 生垣の根元に植えたゼフィランサス

  花が2輪、咲いているのに気づきました。