それダメ !!
高校時代から、現実に戻ります。
アホ、ときどきマジメ。
今日は、大マジメな話です。
ボーハンカメラ設置が提案されたときの自治会総会。
慎重論や反対の意見が、次々と出ます。
議長が「時間がありません」と話し合いを打ち切ろうとしました。
すると、慎重な対応を求めていた人から「継続審議」の動議が出されました。
40数票 対 40数票。
差は、わずか2票だったと思います。
提案した役員は、全員賛成。
次年度の役員も、波風を立てないように、ほぼ全員が賛成。
役員・次期役員でない人たちの大半が、慎重・反対意見。
私が議長だったら、この段階で、
「数字上はこんな結果ですが、継続審議にします」とするでしょう。
ところが、原案の賛否をとりました。
まさに「強行採決」です。
やはり、コッカイの影響でしょうね。
さあ、異議をとなえた人たちはおさまりません。
総会が終わって、コミュニティセンターを出たら、後ろから
「あれは、ひどいねぇ」と話しかけてきた人がいました。
全く面識のない人です。
これが、その後のはじまりです。
採決を強行した役員も気分が悪い。
やっと任期が終わるというのに、後味が何とも … 。
次期の役員も、厄介な問題をかかえてのスタート。
自治会の基本は「親睦」。
何よりも大切なことは、地域の人たちの「つながり」をつくることだと思っています。
ですから、対立をひきおこさないように努力することが一番。
自治会で決めるときには、ほとんどの人が賛成できるように努力する。
慎重意見・反対の人にも、それなりに理解・容認してもらえるように配慮する。
住民の間に「しこり」を残したら、「安全安心の地域づくり」に逆行します。
ごたごたすると、「自治会をやめる人」も出てきます。
自治会の加入率が低くなることは、マイナス。
地域、とくに団地は、
生まれも育ちも、職業も、経歴も、年齢も、宗教も、政治的な考えも、
全く違う人たちの集まり。
どういう人と近くに住むかは、選べません。
だからこそ、かねてから人間関係が大事だと思っています。
ほとんどの人たちが合意できるようにするにはどうしたらよいか。
気長にやっていくしかありませんね。
教訓
自治会では、単純な多数決を行わない。
時間をかけて、圧倒的多数の合意をはかること。
その場合にも、反対の人たちや少数意見の人々の理解を得ること。
強行採決は論外。
* 生垣の根元に植えたゼフィランサス。
花が2輪、咲いているのに気づきました。