人生百年 有為自然

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有為自然 140    生まれて初めての ラブレター …

 

   生まれて初めての ラブレター …

 

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『ヨーコさんの言葉 じゃ、どうする』佐野洋子・文  北村裕花・絵  講談社 2018年

 

「ヨーコさんの言葉」シリーズ、『じゃ、どうする』も借りてきました。

 

で、私、 男に対して 偏見がある。

ハンサムで姿のいいのは、 バカである、 見ただけでバカ、

と思ってしまう悪い癖がある。

一流大学出は、 大人になりそこなうという 強い思い込み。

金持ちのボンは 腰抜けという先入観。

 

ハンサム、…大学、金持ちではないは、ついつい同感してしまいます。

しかし、この話のヨーコさんの結論はどうなるか。

本を手にとって、ご覧になってください。

次は、別な話。

 

父親に連れられて 芹沢君はくにに帰った。

その時、たったあれだけのことを

芹沢君は忘れなかったのかと思うと 胸がつまった。

   …

すっかり大人びて はきはきした青年になっていた。

「ときどき遊びにきても いいですか」と言った。

「いいわよ、秋に結婚するの、 彼と友だちになればいい」

私は明るすぎる声で 言ったかもしれない。

まだ日の高い街で 手を振って別れた。

そのすぐあと、 生まれて初めてのラブレターを 芹沢くんからもらった。

「もう東京には行きません」と最後に書いてあった。

 

そう言えば、「ラブレター」もらったことないなァ(笑)

「たったあれだけのこと」を、自分のような男は勘違いするんです(笑)

 

「どうして、ここの人、 みんな親切なのかしら」

「暇だからじゃない」

そういえば、 みんな暇そうだったなあ。

でも、忙しいのより 暇のほうがいいなあ。

 

そういえば、 キオスクのおばさん 忙しそうだったなあ。

忙しいと、ムシャクシャするんだ。

忙しいと おっかなくなるなあ。

 

暇な人って人相がいい。

私も暇にして、 いい人相して、

人に道なんか、 ていねいに 教えてあげたい。

 

「忙」という字は、「心が亡い」という意味だって、誰かが話していた。 

仕事をしていたころは、

月に100時間近くの「サービス 時間外労働」「持ち返えり仕事」は、当たり前。

ほんとうに、余裕がなかった。

退職してからは、毎日が日曜日。

いい人相をして暮らしたいものです。

 

   131~140 記事一覧

 

131 同級生の「身代わり」で体育教官室へ。 ばれて、説教される。

132 生徒総会で「下駄ばき登校を認めよ」。 バンカラの気風がまだ残っていた。

133 眠っていると、かすかに足音がして … 。 毎夜、襲う「金縛り」の恐怖。

134 『ヨーコさんの言葉』大好きです !!

135  カケッコでビリ。大好きな先生から「〇〇くん、たいしたことないはねぇ」と。

136 タカサゴユリは、父を思い出させる花です。 父のグンタイ経験の話。

137 「俺はあん畜生を、一生許さねえぜ … 」 『ヨーコさんの言葉』から。

138 ツナギを着て「汲み取り式トイレ」に行って財布を落とした。そのあとは?

139 みんなで「ハッピーバースデーツーユー~ ♫ 」 草刈り・剪定ボランティア。

140 生まれて初めてのラブレター。 もらったことないなァ。