「ラピュタの家」に 変化が …
近所に「天空の城ラピュタ」のような家があります。
2階までツルが伸び、庭も家も草木で覆われている「空き家」です。
「業者さんが剪定を始めたよ」と近所の方より電話。
出かけて行って「大変ですね」と声を掛けました。
植木職人のお二人も笑いながら、
「私たちも驚きましたよ。こんなに凄いのは、初めてですね」と。
私の方から、「1~2年に1回の剪定じゃ、すぐ伸びるでしょう。
ボランティアでちょっと伐るのを許してもらえないかな、と思っているんです。
家主さんに話していただけませんか」と、お願いしてみました。
「社長から連絡してもらいます」と返事。
翌日、行って見ると、かなりスッキリしています。
「家主さんとは連絡が取れなかった」とのことでした。
業者さんから、
「隣の方が、喜ばれています。
通りかかった人も声をかけていかれますよ」と。
結局3日間、かなり「強い剪定」が行われ、本当にサッパリしました。
近所でも、このことが話題になっています。
半年ぐらいはいいでしょうが、またすぐに伸びるでしょう。
美観も大事です。
周囲の皆さんの日々の生活に影響します。
近所の方が、自分の家を売却しなければならなくなった時の資産価値にも。
15年後には 3軒に1軒が空き家
次のような対策が必要だと思います。
1 行政が、定期的に家主さんに働きかける。
2 住民自治会が、常に行政や家主さんと連絡をとれるようにする。
3 ボランティアが、草刈りや木の剪定をできるようにする。
4 かねてのつき合いの中で、
万一の場合には自治会やボランティアと連携をはかれるようにしておく。
行政と地域住民は、大急ぎで対策を立てる必要があるでしょう。
皆の力で「ラピュタの家」を増やさないように、取り組みをすすめたいものです。