人生百年 有為自然

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有為自然 158    「お母さん 生徒指導の先生に 挨拶に行ってください」

 

「お母さん 生徒指導の先生に 挨拶に行ってください」

 

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「〇〇先生を偲ぶ会」を、この秋に田舎で開くことになりました。

数十年ぶりに会う同級生、後輩たちも参加予定です。

高校時代のことがいろいろ思い出されます。

 

卒業式が終わって、母がクラス担任のところにお礼の挨拶に行きました。

すると、担任が、

「お母さん、生徒指導の先生のところにも、ぜひ挨拶に行ってください」と。

 

いったい私が、何の悪いことをしたんだ !!

「8時間授業」丸刈り強制」を批判したことか。

 

合格者説明会の終了後に、自分が残され、

「数学の点数が悪い。この点では高校の授業にはついていけない」と。

卒業式のあとには、母が、

「お宅の息子は、学校に迷惑をかけた」と言われたわけです。

自分が呼ばれるのはまだしも、親に云々するなんて。

母は、他の親子が卒業記念の写真などをとっているなか、生徒指導の先生のところへ。

悲しかったことでしょう。

 

生徒指導の教師から「親を呼ぶ」と言われて、引き下がったことがあります。

親が、僻地からバスや汽車に乗って、半日かかって県都の高校まで来るのです。

生徒にきちんと説明し、納得させることができないのに、

教師は汚いと思いました。

 

強固な受験体制の教師たちなかで、

この春、亡くなられた恩師は異色な存在でした。

彼は、私たちのことを暖かく見守ってくれていたのです。

 

「偲ぶ会」の会場予約をしてくれた後輩と、数十年ぶりに電話で話しました。

彼らは、私たちが卒業した後、「能力別クラス編成」を廃止させたのだそうです。

 

3年生になると、文系・理系、

それぞれ「トップ」・「準トップ」・「普通」の3段階に分けるのです。

文系・理系に分けることは選択科目の関係上、問題ありませんが、

成績によるクラス分けはたまりません。

中学校で上位にいた者たちが、高校で下位クラスに入れられます。

テストのたびに、五百数十番までの順位がつけられます。

プライドがさんざん傷つけられるわけです。

自分自身は、数学や受験体制への怨みから猛勉強し … 。

 

今でも、成績順に分けられた教室の並びを思い出すことができます。

 

「偲ぶ会」では、いろんな話が出てくることでしょう。

先生がお元気なうちに、何度か集まろうという話が出ていました。

仕事をしている間は、集まることができなかったのです。

私以外は、今も現役で仕事をしている方が多いかな。

 

みんな、どんな顔になっていることか。

髪が残っているか、白くなっているか、

肥っているか、しわ・たるみは … (笑)。

「つわものどもが夢のあと」

「夢のまた夢」を大いに語ってこようと思っています。

 

会のあとに、報告します。