放課後の校庭を走る 君がいた ♫
小学2年生のときの「初・片想い」の〇〇さん。
気楽に会話することは、ありませんでした。
その後、同じクラスになったことはありません。
中学に入ると、彼女は陸上部に入りました。
時々、「ああ、〇〇さんだ」と遠くから、走る姿を見るだけでした。
村下孝蔵の「初恋」が流れるたびに、彼女のことが思い出されます。
五月雨は緑色
恋しくさせたよ一人の午後は
恋をして淋しくて
届かぬ想いを暖めていた
好きだよと言えずに初恋は
ふり子細工のこころ
放課後の校庭を走る君がいた
遠くで僕はいちも君をさがしていた
浅い夢だから夢を離れない
50歳の時の、小学校の「同窓会」。
かつての小学校に、ウン十年ぶりに訪れます。
その夜、広い会場で懇親会。
彼女の方から、「〇〇くん」と声をかけてきました。
「覚えていてくれたんだ」と驚きです。
しかし、ほとんど会話することができません。
何であの時、話せなかったんだろうと、今になって口惜しくなります。
いつになっても、コンプレックスから解放されないものです(笑)。
50歳になっても、オドオドする自分。
60歳すぎの同窓会では、すれ違うこともありませんでした。
会場で「アンケート」が行われました。
その中に「人気投票」も含まれています。
女性では、〇〇さんが断然トップ。
「学校中の男子の憧れ」だったのかと、そのときはじめて気づきました。
自分など、及びじゃない。
50歳の時の「同窓会」で、
声をかけてもらえただけでも幸せと思わなければ … (笑)。