人生百年 有為自然

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有為自然 164    放課後の校庭を走る 君がいた ♫

  放課後の校庭を走る 君がいた 

 

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小学2年生のときの「初・片想い」の〇〇さん。

気楽に会話することは、ありませんでした。

その後、同じクラスになったことはありません。

 

中学に入ると、彼女は陸上部に入りました。

時々、「ああ、〇〇さんだ」と遠くから、走る姿を見るだけでした。

 

村下孝蔵「初恋」が流れるたびに、彼女のことが思い出されます。

 

五月雨は緑色

恋しくさせたよ一人の午後は

恋をして淋しくて

届かぬ想いを暖めていた

好きだよと言えずに初恋は

ふり子細工のこころ

放課後の校庭を走る君がいた

遠くで僕はいちも君をさがしていた

浅い夢だから夢を離れない

 

50歳の時の、小学校の「同窓会」

かつての小学校に、ウン十年ぶりに訪れます。

その夜、広い会場で懇親会。

彼女の方から、「〇〇くん」と声をかけてきました。

「覚えていてくれたんだ」と驚きです。

 

しかし、ほとんど会話することができません。

何であの時、話せなかったんだろうと、今になって口惜しくなります。

いつになっても、コンプレックスから解放されないものです(笑)

50歳になっても、オドオドする自分。

 

60歳すぎの同窓会では、すれ違うこともありませんでした。

会場で「アンケート」が行われました。

その中に「人気投票」も含まれています。

女性では、〇〇さんが断然トップ。

「学校中の男子の憧れ」だったのかと、そのときはじめて気づきました。

自分など、及びじゃない。

50歳の時の「同窓会」で、

声をかけてもらえただけでも幸せと思わなければ … (笑)