人生百年 有為自然

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有為自然 168    今はこんなに悲しくて  …  いつかきっと笑って話せるわ

 

   今はこんなに悲しくて  … 

     いつかきっと笑って話せるわ

 

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論語に記された孔子の考え方に共感することは多い。

そのなかで、日々の考え方の基本になっているものは、次の言葉です。

 

己の欲せざる所は 人に施す勿れ

(おのれのほっせざるところは ひとにほどこすなかれ)

 

意味  自分がして欲しくないと思うことは、他人にとっても同じなのだから、

    他人にすべきではないということ。

 

子どもの頃から、肉体的に脆弱で病気がち、運動がまるでダメ。

徹底的に「弱い人間」でした。

いやな思いをさんざんしました。

「勝者」の感覚がありません。

見返すために、必死にベンキョーしましたが … 。

 

このクニは、いつの頃より、弱い立場の人間に冷たい人が増えたのでしょう。

「弱きを助け、強きをくじく」ではなく、

「強きを助け、弱きをくじく」

 

テレビで語るコメンテーターたち。

ナショナリズムの前には、かくも弱いものなのか。

品性があらわになり、ガッカリしています。

 

今回のゴタゴタの第一原因。

過去のレキシをみるとき、ヒガイをうけた人の身になって考えてしまいます。

よくわからないまま、悲惨な状況におちいった人たち。

1日に、何十人ものイセイを相手にさせられたジョセイたち。

イコクの地に連れてこられてロードーさせられた人々。

自分がその立場におかれたら、どうなんだろう、と。

 

そもそも疑問に思うことは、

喜んで他のクニの支配に屈するコクミンやミンゾクがあるのだろうか。

「へーゴーはゴ―ホー的だった」という人たちもいますが、

かのクニの人たちにとって「己の欲するところ」だったのでしょうか。

 

ミュシャ「スラヴ叙事詩や、

シベリウスフィンランディアなどから考えても … 。

 

白蛇伝の話から、論語へ、

リンゴクとのゴタゴタの根源にまで来てしまいました。

 

今はこんなに悲しくて 涙も枯れはてて

もう二度と笑顔には なれそうもないけど

そんな時代もあったねと いつか話せる日もくるわ

あんな時代もあったねと いつかきっと笑って話せるわ

 

ということにしたいですね。

心の底から、そう思います。

今朝も、ついつい大真面目になってしまいました。