エレベーターの中の 恐怖体験
たわばガニさんのブログを読んでいて、思い出しました。
大学時代、工事現場の警備員のバイトをしたときのことです。
鉄が入った安全靴に、ヘルメット。
一晩中、時間交代で、作業現場に立ちます。
一緒に行った、保小中高の同級生が、
「時間になっても交代が来ない」というのです。
休憩所に行って、「今の時間は君たちの晩だ」と言いました。
彼らは交代しようとしません。
言った相手が同じぐらいの体格で、強そうではありませんでした。
そこで、激しくずっと言い続けます。
ところが、休憩所の奥の方に、とんでもない巨漢が寝ていました。
運が悪いことに、
工事現場のエレベーターで、その巨体と一緒になってしまいます。
密室ですから、逃げられません。
その場で、土下座させられました。
「どこの大学だ ?」
「〇〇大学」
メットの上から、頭を足蹴にされます。
一蹴りで済んだので、ホッとしました。
あとで一緒にバイトに行った友だちに話すと、「だらしないなぁ」と。
そりゃあ、彼は柔道部の主将をした男です。
小兵ですが、肝もすわっていれば、技もあります。
彼だったら大丈夫だろうけど、自分は弱い。
エレベーターの中での怖い話でした。
こんな情けない話は、まだまだあります。
「弱さ」をかかえつづけた人生です(笑)。