一番 困る質問 「 ご専門は ? 」
「ご趣味は?」と同時に、いつも困っている質問が、
「ご専門は?」です。
これと言えるものがないからです。
「◇◇先生を偲ぶ会」に集まった同級生と後輩。
僧侶、建築士、弁護士、教授、薬剤師。
みんな、高度な専門職です。
すごいなぁと思います。
それに対して自分は、生涯ヒラ△△。
若い頃だったら、
「友がみな われより偉く見ゆる日よ 花を買い来て 妻としたしむ」
だったかも知れません。
親しい仲間たちなので、気になりません。
大学では、神父さんの影響で「哲学科」に進学しました。
しかし、哲学には語学が必要だとわかり、1年で転科します。
そのために、5年間、在学。
神学だと、ラテン語。
サルトルは、フランス語。
一般教養の哲学の講義で、
「人生どう生くべきかという人は、宗教に行ってください」と、
某教授が言っていたのを覚えています。
そんなわけで、就職のことを考えて「〇〇科」に転科しました。
〇〇哲学、〇〇法、〇〇行政、〇〇心理、〇〇史、 … 。
〇〇が同じだけで、内容は多岐にわたっています。
〇〇がわかる人は、さすがです(笑)。
専門をきわめるために勉強した!! というものがありません。
ちゃんと勉強しなかったために、
「ご専門は?」という質問に、今も困ってしまうのです(笑)。