小三治さんは やっぱり面白い !!
小三治さんの独演会。
聴きに行くのは、今年2回目。
「枕」で、最近の世相に対して、猛烈な言葉が飛び出します。
思わず「だいじょうぶか」と、心配してしまいました。
やはり自分は気が小さい(笑)。
下記の内容、聞き違えていたら、小三治さん、ごめんなさい。
トチジはいったい、何に怒っているんだ ?
センシュのためでもなければ、トミンのためでもない。
自分の思いどおりにならないことに対してではないか。
そもそも(今回の)オリンピックに、私は反対だった。
まだやることは、ほかにいっぱいある。(大きな拍手)
このことについて怒るテレビはない。
ダイジンが二人やめたけど、本当にセキニンがあるのは〇〇さん。(大拍手)
小三治さん自身、
「いま、センキョエンゼツやっているわけじゃないんだ」(大爆笑)と、熱弁。
煽られっぱなしの「枕」でした。
さて、落語のお題は、まず「馬の田楽」。
あらすじは、ウィキペディアなどから引用しました。
頼まれた味噌樽をウマに積んで、三州屋という酒屋に来た男。
いくら呼んでも誰も出て来ない。
ウマを道端につないで待っているうち、居眠りをしてしまった。
目をさますと店の者がいるので、味噌を持ってきたというと、
「うちでは頼まない。裏町の三河屋のまちがいだ」といわれ、
出かけようとするとウマがいない。
そばで遊んでいた子供がいたずらをしたので、
ウマがおどろいてかけだしてしまったのだ。
馬のお腹の下をくぐる子どもの話が面白い。
四本の足のほかに、もう1本ある足が頭にあたるというのだ。
「落ち」は、もちろんやめときます。
中休み後は、「粗忽長屋」。
浅草観音詣でにきた八五郎は、昨晩、身元不明の行き倒れがでた現場に出くわした。
八五郎は、「熊五郎 本人を連れてくる」と言って長屋へ引き返した。
熊五郎は「おれはこのとおり生きている」というが、
熊五郎は、死人の顔を見て「間違いなく俺だ」という。
こちらの方の「落ち」も、やめときます。
「馬の田楽」も「粗忽長屋」も、
両方とも小三治さんのはなしで聞いたことがありました。
何度聞いても、面白い。
今年は、もう一回、小三治さんの独演会を聴きにいく予定です。