人生百年 有為自然

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有為自然 228    「世界遺産」と言っている Kさんにビックリ !!

 世界遺産」と言っている Kさんにビックリ !!

 

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Kさん世界遺産という言葉を使った本を出したことにビックリしました。

 

父親は姉と私を残して、私が二歳のときに二度目の出征をいたしました。

そして、二度と帰らぬ人となりました。

生まれてまもなくですから、私は父親の顔も、

そのぬくもりさえも何一つ覚えておりませんし、

仏壇に飾ってある遺影を見ても、

思い出というものを何一つ思い起こすことはできません。

悲しいことに「お父さん」と呼んだことのない人生であります。

   …

母親は、私が物心ついたときから行商に出ていました。

   …

私がなぜ政治の道を選んだのかというと、

母親だけがそういう目に遭っているのではなかったからです。

目の前に何百万という未亡人がいる、あの戦争の犠牲者がいる。

   …

私は「ケンポーキュージョーは世界遺産だ」と申し上げています。

 

ここまで読むと、Kさんヤトーの人かなと思ってしまいます。

ところが違うのです。

いま、花見で大騒ぎになっているセートー元カンジチョーさん。

『ケンポーキュウジョーはセカイイサン』(コガマコト かもがわ出版 2019年)

 

かつてはこのセートーにも、キュージョーを守ろうという

イワシュギシャがいたんだ !!

 

かつての「ハバツがなつかしい。

「一つ色」に染まるのは、こわいですね。

いろんな色の人がいるセートーの方がよいと、つくづく思いました。

 

次の記述にも、驚きます。

 

私は、母親の手をひいてヤスクニジンジャに行きました。

しかし、ヤスクニジンジャに昇殿参拝できるように準備をしていたのに、

母親はなんと「社頭でいい」というのです。

「せっかく用意したから、祝詞をうやうやしくあげてもらって親父の供養をしよう」

と言ったら、なんの学識もない母親がぽつりとひと言。

 

「ここは赤紙を出したトージョーさんも一緒やろ」と言いました。

父親を出征させた責任者である

トージョーヒデキさんもここに祀ってあるだろうという意味だと思います。

 

「みんなでヤスクニジンジャに参拝するコッカイギインの会」の会長も

私はしましたが、

それ以来一切、昇殿参拝はやめ、社頭参拝に留めています。

 

会長さんが「昇殿」しない、なんて。

断捨離の最中で、セージカの本なんて買わない自分が、

ついつい購入してしまいました。 

「〇〇ノミクス」の評価は、Kさんとは違いますが。

 

* 注: カタカナで表記したところは、必要に応じて漢字変換してください。

     なおわが家にはカミダナがあり、

     義祖父母・義父母様の命日のときなど、折に触れて二拍手しています。