「マスク不足」と「手洗い」 体験から思う
子どもの頃、布製のマスクを洗って、日に干してから再使用していました。
それは普通の風景でした。
現在は、丈夫な紙製のマスク。
洗って、干して、日光消毒、そして再使用。
マスクの品質は落ちたとしても、花粉症対策ぐらいには間に合うのではないか。
再使用はいいのかと、不安になっていたところ、
テレビで専門家の一人が、洗って再使用することを肯定していました。
現在の「マスク不足」。
「マスクがない」と不安になるより、
応急措置として、今手持ちのものを洗って「再使用」したらどうでしょう。
わが家には以前から、マスクは数箱あります。
アイカタに言われて、パンデミックに備えて購入していたものです。
かつてのサーズや、鳥インフルエンザ流行以来、常に備えるようにしています。
「そんなに神経質にならなくても」と内心、思っていました。
今じゃ、猛省。
感染者や医療関係者は、絶対にマスクが必要。
非感染者は、マスクよりも「手洗い」が重要だと言われています。
皆さん、おカネを触った後、「手洗い」していますか ?
以前、ブログに書いたことを、再度とりあげます。
子どもの頃、母の実家(農家)に行ったときのこと。
叔父から借りたツナギを着て、「汲み取り式トイレ(ポットントイレ)」へ。
近所に買い物に行くため、母から財布をあずかっていた。
「大」の用を足した後、お店へ。
ところが、財布がないことに気づく。
「五千円札」も入った財布。
半世紀前のことだから、五千円は今だと何万円 ?
探しても、みつからない。
ひょっとして、トイレに落としたのでは ?
覗いてみると、上からみえるところにあった。
汲み取り口のフタをあけ、長いひしゃくで取ることに。
底が見えるまで汲み取りつづけ、やっとゲット。
汲み取った「肥」は、叔母に裏の田んぼの「肥溜め」に運んでもらった。
正月三が日のこと。
見つかったおカネを、近くの小川にもって行き、洗う。
お札は、少し茶色に変色していた。
祖父が、囲炉裏で乾かしてくれた。
臭いが少しついていたが、乾くや否や、近所のお店に直行。
買い物をすませた後は、脱兎のごとく再び祖父の家へ。
皆さん、世の中には、こんな「お札」もあります。
どんなところを経由して、皆さんのところに着いたかわかりません。
おカネを扱ったあとは、ぜひ「手洗い」を !!
「新型ウィルス対策」にも、「手洗い」が一番大切。
相手は見えませんから、なおさらのことと思うのです。