人生百年 有為自然

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有為自然 321   二十一世紀に生きる 君たちへ

  二十一世紀に生きる 君たちへ

 

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   次の青い文字の部分は、誰の文章でしょう ?

 

私の人生は、すでに持ち時間が少ない。

例えば、二十一世紀というものをみることができないにちがいない。

 

   自分はまだ、21世紀前半を生きています !!

 

自然こそ不変の価値である。

   …

人間は決しておろかではない。

思いあがるということとはおよそ逆のことも、あわせて考えた。

つまり、私ども人間とは自然の一部にすぎない、というすなおな考えである。

 

   このブログを「有為自然」としてよかったと思います。

 

自然物としての人間は、決して孤立して生きられるようにはつくられていない。

このため、助け合うということが、人間にとって、大きな道徳になっている。

助け合うという気持ちや行動のもとのもとは、いたわりという感情である。

他人の痛みを感じることと言ってもいい。

   …

この根っこの感情が、自己の中でしっかり根づいていけば、

他民族へのいたわりという気持ちもわき出てくる。

 

   今のこのクニの状況を見通したかのような言葉です。

 

人間は、人なみでない部分をもつということは、すばらしいことなのである。

そのことが、ものを考えるばねになる。

 

   「人なみでない自分」は、大いに納得します。

 

   この本は、開物発事さんのブログで知りました。

   小学校の教科書に載せられた文章ですが、

   自分のようなジジイも励まされる本です。

   まだの方は、図書館でどうぞ。

 

   『二十一世紀に生きる君たちへ』司馬遼太郎 世界文化社 2001年)

 

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