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有為自然 323   コーナイに モクが蔓延した   話(19)

  コーナイに モクが蔓延した   話(19)

 

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「あの時は、ひどかった」と、Kセンセーが話し出しました。

 

2校目のコーコーは、新設校。

セートシドーの担当をしていたときのこと。

ある時期、セートの喫煙が校内中に蔓延した。

 

昼休みにコーナイをパトロールしていると … 、

トイレ前に立っている見張りのセートが、合図する。

走って逃げだしたので、急いで駆けつける。

トイレは煙が充満し、火のついたタバコが転がっていた。

逃げる姿は見えたが、誰だかわからない。

 

一周して、また同じトイレに来ると、再び喫煙のあと。

完全になめられている。

 

放課後、校内に捨てられた吸殻を拾ってまわる。

バケツ半分にもなった。

 

近所からも、苦情の電話。

「お宅のセートが、家の庭に入ってきてタバコを吸っている」と。

謝りに行き、捨てた吸殻を掃除して帰る。

 

また、電話。

「駅までの畑の中の農道を、お宅のセートがいつもタバコを吸いながら帰る

ガッコーは何を指導しているんだ」と、えらい剣幕である。

道路から見えないところに車を置き、張り込み

一度もつかまえることはできなかった。

テレビの刑事ドラマのようにはいかない。

 

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通学路にある神社の境内

ちょうど下校時で、自分たちは出張からの帰りだった。

同僚と一緒に、境内を通って勤め先のコーコーに向かっていた。

すると、向こうからタバコを吸いながらセートがやってくる。

 

「オイ、君、タバコ」と言うと、「何だよ」と詰め寄って来た。

 

「ぼくは、君たちのコーコーのセンセー。わかる?」と言うと、

途端に「すみません。勘弁してください」とペコペコし始めた。

「ガッコーに戻るぞ」と連行。

 

すると、また向こうから、吸いながらやってくる。

「オイオイ君たち、タバコ」というわけで、3組5人ほどつかまえた。

車で見張るより、はるかに効率がよかった。

 

蔓延したコーナイ喫煙は、いったいどうなるのでしょう。

Kセンセーのタバコをめぐるドタバタは、続きます。