何でオレが 謝らなきゃいけないんだ 話(20)
Kセンセーが、語ります。
クラス担任をした3年間、自分のクラスのセートの喫煙問題で、
何度もトクベツシドーのショクインカイギが開かれた。
そのたびに、「申し訳ありません」と、ショクインの前で謝罪。
喧嘩早かったので、自分と対立するショクイングループがあった。
彼らの方から、
「なに、やってるんだ。どういう指導をしているんだ」という声が聞こえてくる。
全ショクインの前であやまるたびに、
「何で、オレがあやまらなきゃならないんだ」と内心思った。
習慣化している喫煙が、キョーシの説教ぐらいで治るわけがない。
喫煙セートと四六時中、一緒にいるわけがないのだから。
喫煙セートの中に、何度もジタクキンシンの指導を受けるものがいた。
まさにニコチン中毒である。
2年、3年と続けて、クラス担任を引き受けた。
あまりにもクラス内から喫煙のトクベツシドーの生徒が出るので、
2学期が始まった9月1日、
「俺も今日からタバコをやめるから、君たちもやめてくれ。
少なくとも卒業するまでの半年間、
校舎内、ガッコーの行き帰り、人目につくところではやめてくれ」
と頼んだ。
すると、ダンシセートたちから、
「センセー、もしセンセーが約束をやぶったら、どうするんですか ?」
と質問が飛んだ。
Kセンセーは、果たしてどう答えたでしょうか ?
彼自身、毎日2箱(40本)はタバコを吸っていましたから。