人生百年 有為自然

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有為自然 331   酒さえ飲まなきゃ 良い …

  酒さえ飲まなきゃ 良い …

 

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ちょっと話題が変わります。

 

私には第一反抗期がなかった。

大人しい子どもでした。

しかし、中学時代から芽生えた父との対立

第二反抗期は、すさまじいものに変わりました。

私が実家に帰ると、いつも父と口論。

母は嘆いていました。

帰省した時、父がたまたま出張中。

母が「静かな夜だね」とつぶやいたのを覚えています。

 

もし、自分に子どもが生まれるとしたら、

「男の子は絶対に嫌だ」と思っていました。

父と自分の関係が再現する … と思ったからです。

 

小さい頃は、父のことを尊敬していました。

頭がよく、スポーツ万能、絵もうまい、

竹細工・大工仕事もできる、農作業も得意、

顔立ちもよければ、碁だって強い。

自分にないものばかりです。

「オレたちは、何でオヤジに似なかったのだろう」と、兄弟で話していました。

 

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大欠点はというと、「酒」

「酒さえ飲まなきゃ、良いオヤジ」だったのです。

父が亡くなったとき、「あれだけ飲めば … 」と思ったものです。

酒癖が悪い人間とつき合うのは、もう勘弁。

 

しかし、父の口癖は … 。

 

義を見て為さざるは、勇なきなり。(孔子

 

為せば成る、為さねばならぬ、何事も。

成らぬというは、人の為さぬなりけり。(上杉鷹山

 

だから、自分の正義感行動力は、父譲り。

上の者に対してもケンカする。

激しい気性も。

 

ブログを綴るまで、長いこと父のことを思い出しませんでした。

「人間は二度死ぬ。一度は肉体的に。二度目は人々の記憶から消えることで」

私の死まで、父も、私の記憶のなか生き続けることでしょう。

 

「お前には絶対負けない。

なぜか。

お前には体力がないから」

 

悔しいけど、振り返ってみると、やはりそうでした。

でも、父より勝っていることはいくらでもあると、内心思っています(笑)

ここに綴った以上、「内心」ではありませんね(笑)