私も着たい!! カラフルな〇〇衣装 (27)
さて、以前書きましたが、
Kセンセーは、「倫理社会」でキョウイン採用試験を受けました。
しかし、セカイシのキョーシとして採用されます。
翌年には「大の苦手」のチリも教えなければならなくなりました。
Kセンセーは、語ってくれました。
チリは社会科の中で、最も嫌いな科目。 (今は、大好き!!)
授業準備が大変だった。
チリ嫌いなキョーシが、チリ嫌いのセートを教える。
サイテーである。
チリの授業の実践書でヒントを見つけた。
セートたちを班に分け、クニを調べて発表させるジュギョー。
そのクニの正式名、
国旗、位置、人口、面積、地形、気候、言語、歴史、文化など … 。
そして、必ずその国に関する「実物」を持ってくること。
大使館に電話して、お願いする方法もあると教えた。
調べ学習、発表となると、セートたちは嬉々として取り組んだ。
リンゴクの発表をしたグループ。
一人の小柄なジョシセートが、カラフルな民族衣装を着て見せた。
ジョシコーなので、その美しさにみんなが歓声をあげた。
ジュギョーが終わると、駆け寄って、
「私も着たい。 貸して!!」と大騒ぎ。
キョーイン生活の中で、楽しかった一場面である。
いつ思い出しても、幸せを感じるシーンである。
あのセートの先祖は
リンゴクの人なのかもしれないなと、あとで思った。
この話を聞いて、こんなジュギョーがいたるところで行われたら、
このクニとリンゴクとは、うんと仲良くなるのではないかと思いました。
皆さん、どう思われますか ?
現実には、〇〇トの人たちがコーゲキするかもしれません。
セートが民族衣装を着ることも、今ではむずかしいかもしれませんね。
30数年前、研修で訪問したイギリスの小学校には、
キリスト教とイスラム教とヒンズー教の、常設の比較展示がありました。
異なる文化、異なる宗教を理解し合うためだと、
案内のセンセーが話してくれました。
* 次の「Kセンセーのはなし」は、
落書きだらけの「大変なコーコー」のはなしです。
「落書き」にどう挑戦したか。
これは簡単に答えが出そうですが、意外な方法も採用されます。
乞う、ご期待 !!
* ブックマークについてのコメントありがとうございました。
私が読者登録したブログで、☆の欄がない方の記事は、
これまで通り読んでいきます。
ブクマの利用の仕方は、ゆっくり考えていきます。