人生百年 有為自然

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有為自然 348   ムカンキャクジアイは 意味がない ?

  ムカンキャクジアイは 意味がない ?

 

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生まれて初めて、国技館で相撲を観たのは、

横綱大乃国が負け越したときです。

彼が土俵にあがったときに飛んだ「引退しろ!!」の罵声が、とてもいやでした。

 

人気力士とそうでない力士。

声援の量があまりにも違うのです。

この雰囲気は、心の底からいやだなぁと思いました。

自分みたいな人間には、耐えられません。

 

それに比べ、剣道の試合は気持ちがよい。

観客も静かに試合を見守っています。

勝者がガッツポーズなどしません。

そんなことをしたら、勝利判定も取り消しになります。

敗者が竹刀を床にたたきつけることも全くありません。

観客も、拍手だけを送ります。

 

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大相撲の無観客試合

テレビで相撲評論家らしい人が、

無観客試合では、意味がない」とのたもうていました。

 

果たしてそうでしょうか。

テレビでしか観戦できない相撲ファンは、全国津々浦々にいます。

放映されるだけでも、ありがたいのではないかと思うのですが。

無観客試合だと、身体がぶつかりあう音も聞こえました。

行事の呼吸までも。

新鮮でした。

 

大乃国の一番に戻ります。

あまりにも罵声がひどいので、アイカタにせかされて、

「おおのくに ~ 」と声援をおくりました。

自分の声は小さく、か細かった。

 

帰宅してから、夜遅くテレビで、取り組みのダイジェストを見ました。

「おおのくに ~ !!」

解説者が「いま、大乃国を応援する、子どもさんの声が聞こえました」と。

子どもではなくアイカタの高い声でした。

 

皆さん、無観客試合を、どう思われますか ?