人生百年 有為自然

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有為自然 357   チャドクガ その後 どうなった ?

  チャドクガ その後 どうなった ?

 

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昨年、通学路のツバキに、チャドクガが発生しました。

 

近くにお住いの方から、相談の電話が来ました。

自治会の役員さんに電話してもつながらなかったそうです。

その方のお宅を訪ねて、チャドクガの発生したツバキを見に行きました。

市役所に電話し、役所の担当の方を現場まで案内したのです。

 

あれから数か月。

通学路の20本近いツバキに、

市役所による「伐採予告」の貼り紙。

 

今度は、通学路のすぐ近くの住民から

すべて伐採するのは「困る」という不満の声が出ました。

「草刈り・剪定ボランティアの人たちが、原因だ」みたいな噂も。

それはえん罪です。

まさか全部伐採するとは予想もしていませんでした。

数本、伐るぐらいだと思っていたのです。

 

市役所に出向いて、説明を聞きました。

そして提案しました。

今回は、ツバキを「強剪定」にして、

その後は、私たちボランティアが「手入れ」することにしたらどうでしょう。

市と住民が協力し合う「先進モデル」をつくりませんか、と。

残念ながら、受け入れてもらえませんでした。

 

「通学路なので、子どもたちの安全を第一に考える。

ボランティアの皆さんの活動が、いつまで続くかわからない」と。

 

ツバキを伐られてしまう近隣の方には、申し訳ない結果となりました。

「子どもの安全が第一」と言われれば、どうしようもありません。

なお、私たちの市では、特別な事情がない限り、

市役所としては、殺虫剤を使わない方針だそうです。

 

その後、草刈り・剪定ボランティアに属する二人が、市役所に話しに。

結果、3本伐採されたが、残りは「強剪定」にすることになったそうです。

これ以後は、ボランティアの手も使って維持・管理することに。

 

しかし、「伐った方がよい」「伐らない方がよい」との考え方は、

住民の間でも分かれているようです。

樹木をめぐる問題は難しいと、痛感させられています。