チャドクガ その後 どうなった ?
昨年、通学路のツバキに、チャドクガが発生しました。
近くにお住いの方から、相談の電話が来ました。
自治会の役員さんに電話してもつながらなかったそうです。
その方のお宅を訪ねて、チャドクガの発生したツバキを見に行きました。
市役所に電話し、役所の担当の方を現場まで案内したのです。
あれから数か月。
通学路の20本近いツバキに、
市役所による「伐採予告」の貼り紙。
今度は、通学路のすぐ近くの住民から
すべて伐採するのは「困る」という不満の声が出ました。
「草刈り・剪定ボランティアの人たちが、原因だ」みたいな噂も。
それはえん罪です。
まさか全部伐採するとは予想もしていませんでした。
数本、伐るぐらいだと思っていたのです。
市役所に出向いて、説明を聞きました。
そして提案しました。
今回は、ツバキを「強剪定」にして、
その後は、私たちボランティアが「手入れ」することにしたらどうでしょう。
市と住民が協力し合う「先進モデル」をつくりませんか、と。
残念ながら、受け入れてもらえませんでした。
「通学路なので、子どもたちの安全を第一に考える。
ボランティアの皆さんの活動が、いつまで続くかわからない」と。
ツバキを伐られてしまう近隣の方には、申し訳ない結果となりました。
「子どもの安全が第一」と言われれば、どうしようもありません。
なお、私たちの市では、特別な事情がない限り、
市役所としては、殺虫剤を使わない方針だそうです。
その後、草刈り・剪定ボランティアに属する二人が、市役所に話しに。
結果、3本伐採されたが、残りは「強剪定」にすることになったそうです。
これ以後は、ボランティアの手も使って維持・管理することに。
しかし、「伐った方がよい」「伐らない方がよい」との考え方は、
住民の間でも分かれているようです。
樹木をめぐる問題は難しいと、痛感させられています。