床のタイルに目印 何のため ? 話(40)
トリツコーコーは、5月の連休明けまで開校できないことになりました。
キョーイクゲンバは、悲鳴をあげている、そんな感じがしてなりません。
子どもと親。
キョーシたちは、おろおろしている ?
今の状況にふさわしくないかもしれませんが、
いつも春休みに何をしていたか、Kセンセーに語ってもらいました。
キョーシにとって、春休みは「休み」ではない。
セートがいないので、ジュギョーがないだけである。
シンガッキの準備で忙しい。
「大変なコーコー」のときは、
自分の新旧の、担任するクラスの教室のペンキ塗りをしていた。
落書きを消すことで、気持ちの良いスタートを切るためだ。
床のタイルに印をつける。
机を置く目印である。
清掃の時間、それに合わせて机を並べる。
タテヨコが整然となる。
ふだんは、セートが登校する前に毎朝、教室に行っていた。
窓を開け、空気を入れ替える。
黒板が汚れたままの時は、きれいに消す。
ゴミが落ちていないかも確認。
机の並びを確認する。
「大変なコーコー」にとって、落ち着いたキョーシツ環境は大切なことなのだ。
話をもとに戻す。
教務手帳、出席簿、学級日誌に、新しい名票をノリ貼りする。
座席表を作成する。
クラスの時間割を、キョーシツの前に掲示する。
清掃当番の班分けとローテーション表も。
担当カモクの、年間ジュギョープランを作成する。
1カモクだけなら、ラッキーである。
ニホンシ、ゲンダイシャカイの2科目が軸になる。
ニホンシは、2種類のこともある。
年によっては、セーケーやチリ、セカイシもある。
その年度によって、何種類のカモクを担当することになるかわからない。
種類が多ければ多いだけ、負担が大きくなる。
50分の授業で、1テーマ話すとした場合、
定期テストやテスト返却の時間を差し引くと、おおよそ次のようになる。
2単位カモクの場合、年に35週だとして、60テーマぐらい。
3単位なら、90テーマ。
4単位だと、120テーマ。
いくつの組み合わせになるか。
セートをぐっとひきつけるジュギョーをするには、相当の力量が必要だ。
シャカイカ嫌いという、マイナスからのスタートだからきびしい。
しかし、春休みは希望に満ちた時期だった。
ガッコーには、桜の木が多い。
咲いていたり、散っていたり。
シンガッキに向かって、心は浮き浮きとしていた。
現実に戻ります。
新型コロナウィルスの感染が、どうなるかわからないという状況のなか、
現場のセンセー方には、ぜひ頑張ってほしいと思っています。
休校だとしても、
登校日を設ける、分散登校にする、課題を出す、運動場を開放する …
などはできそうな気もします。
* やっとのことで「カテゴリー」を
記事のサイドに表示することができました。
関心のある記事をご覧になってください。
読み直すと、恥ずかしいのですけど。