人生百年 有為自然

人生百年。地域づくり、日々の生活、思いなどを中心にしたブログです。

有為自然 381   大宰府 都府楼跡で 何をした ?   話(47)

     大宰府 都府楼跡で 何をした ?   話(47)

 

f:id:uwisizen:20200413073821j:plain

 

Kセンセーの、コーナイ喫煙撲滅、ペンキ塗り、セーキョーイク。

 「ところで、シャカイカの本業はどうした?」と言われそうですね。

 

彼に語ってもらいます。

 

苦手なレキシ。

歴史家の書いた本が面白くない。

専門用語のぎっしりつまった文章。

知識不足だから読みづらいし、想像することができない。

 

そこで機会をみつけては、歴史の舞台となった「現場」に出かけるように心がけた。

その地に立って、想像するのである。

そして、その時感じたことをセートに話した。

 

北は北海道から南は沖縄まで。

どんなところに行ったか、そのうち取り上げたい。

 

大宰府の都府楼跡に行った時、

タクシーの運転手さんに「何もないですよ」と言われた。

 

f:id:uwisizen:20200413073850j:plain

 

都府楼跡に座り込んで、じっと見る。

礎石の上に立つ朱塗りの柱、青瓦、白い壁を想像する。

遠くに見える家並は、頭の中で消す。

木々と草に囲まれた地に立つ真新しい建物が、脳裏に浮かぶ。

 

1時間もいただろうか。

先ほどもらったタクシー会社の番号に電話したら、同じ運転手さんが来た。

「今までいたんですか?」と呆れられてしまった。

水城の近くを通る時、車を止めて説明してもらった。

 

国内のいろんなところに出かけた。

しかし、なかなか行けない。

退職してから訪れたらきっと、

「現役のときに来ていたらなぁ」と思うに違いないと想像した。

しかし退職した途端に、どこにも行けない状態が続いている。

だから、後悔する機会がない。

 

さて、このような史跡を見て歩くという「自己研修」を、

キョーイクギョーセーは認めない。

夏休みなど長期休暇中の「研修届け」

次第に「官製研修」的なものしか受けつけなくなった。

膨大なレポートを提出するなどして頑張ったけれども。

 

今のセンセーたちは「現地に立つ」余裕はあるのだろうか、と思ってしまう。