人生百年 有為自然

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有為自然 387   そんなことで 奇跡が本当に起きる ?   話(52)

  そんなことで 奇跡が本当に起きる ?   話(52)

 

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Kセンセーたちが、

「遅刻」をどうやって減らしたかについて語ってくれました。

 

毎朝、300人を越えるセートが遅刻してくる。

朝のSHRは、騒々しい。

「静かに!!」と大声で注意するキョーシ。

1時間目のジュギョーに、セートが半分もいないクラスもある。

 

次の年、1学年のクラス担任をする順番だった。

そんなとき、新聞で

『朝の読書が奇跡を生んだ』船橋学園読書教育研究会 高文研 1993年)を知った。

何と言っても、本の題にひかれた。

 

全クラスで、毎朝10分間、セートがそれぞれ選んだ本を読む。

ただこれだけの実践である。

 

「大変なコーコー」で、セートたちが本を読むようになった。

そしてコーコーから、遅刻がなくなったというのである。

 

「これだ!!」と思った。

自分たちのコーコーでもやってみよう。

いつも、自分は単純である。

 

ショクバで何人かのセンセーたちに話した。

反応が鈍い。

 

そこで、提唱者の林公(はやしひろし)先生と同じやり方をした。

『読み聞かせ』(ジム・トレリース 亀井よし子訳 高文研 1987年)

「黙読の時間」14ページを印刷し、綴じて全キョーシに配布した。

それでも反応が悪い。

 

次の学年がスタートする初めての学年会。

互選で、学年シュニンになった。

初めての学年シュニンだったが、快く引き受けた。

イニシアチブを取りやすいからである。

 

しかし、学年会では「朝の読書」を行うことの合意が得られない。

 

「セートたちの読書推進を、学年の方針とする。

やってみようと思う担任は、毎朝のSHRで取り組んでみる」

 

7クラスのうち、5クラスで毎朝、実践。

変則的ではあるが、何とか「朝の読書」を始めた。

 

ところで現在、小中高校で行われている「朝の読書」ってご存知ですか ?