人生百年 有為自然

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有為自然 413   「登校時間自由」も 進歩的なこと ?   話(68)

  「登校時間自由」も 進歩的なこと ?   話(68)

 

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ニュータイプに変わる時の話を、

ひきつづきKセンセーが語ります。

 

「単位制」のコーコーでは、同学年で一律に同じ科目を学ぶのでなく、

「選択科目」を大学のようにいっぱい並べる。

自分で選ぶわけだから、1時間目に選ぶ科目がない場合も出てくる。

 

すると、「8時30分前」に登校するセートと、

およそ1時間半後の「10時前」に登校するセートが出てくる。

 

コーコーセーの段階で、

セート自身だけの力で時間の自主的な管理、基本的な生活習慣ができるのだろうか。

大いに議論になった。

 

例の「読書の時間」は、どうするのだ。

遅刻もほとんどなく、うまくいっているのに「読書の時間」をやめるのか。

これは、自分が異動で去ったあとの話である。

 

結局、セート全員、

必須の「読書の時間」にガッコーに登校することになった。

読書をしたあと、1時間目のジュギョーがないセートは、自習室で自習する。

 

ニュータイプ校になったら、

「読書の時間」も「遅刻ほぼゼロ」の状態も、なくなると思っていた。

ところが、「読書の時間」は残り、「遅刻ほぼゼロ」は維持されたのである。

 

そもそも「登校時間自由」は、セートの自主性を育てることになるのだろうか。

かつて、毎日300人余のセートがぞろぞろと遅刻してきたコーコーである。

当初、朝のSHRもなくし、クラス担任からの連絡も、

すべて掲示板」で生徒に伝達するという話だった。

 

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今もって、理解できない話である。

 

キョーイクギョーセーの担当者は、すぐに人事で変わっていく。

あとで現場に混乱が生じても、その責任を問われない。

現場感覚のない人たちが

「机上のプラン」を押しつけてくるように見えて仕方がなかった。