人生百年 有為自然

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有為自然 431   ワガヤ ヒストリー

  ワガヤ ヒストリー

 

前にも書いたことですが、

父が転勤族だったので、実家は8回変わりました。

退職金で建てた家が、最後になります。

とにかく「自分の家」というものがありませんでした。

常に「借家」です。

 

自分自身はこれまでに、現在の家を含めて18回

住むところが変わりました。

高校までに実家が4回かわり、高校のときの下宿は2回

大学時代は、3年間の県人寮と、アパート2回

就職してからも、アパートを3回変わった。

最後のアパートは風呂付きだったので、感激。

それまでのアパートは、銭湯通い

 

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とにかく、「自分の家」がほしかった。

マイホームへの執着が、ものすごく強かった。

 

30代になって、公団の5階を手に入れます。

最上階の端っこだったので、眺めもよく最高でした。

「一国一城の主」、いや「一戸の主」になりました。

 

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ドクシンの同僚仲間からは、

「ロードーシャの味方などと言いながら、

プチブルジョアではないか」とからかわれます。

プチブルなんて、死語ですね(笑)

若い人は、知らないでしょう。

ましてや、プロレタリアートって、何 ?

どんなアート ?

 

将来のケッコンを見込んで、「スープの冷めない距離」でした。

ところが、アイカタのソボが認知症になり、ハハオヤが入院

ソボとハハオヤの面倒を見るためにも、

イカタ一家と一緒にくらすことが条件になります。

 

ちょうどそんな時に、公団から戸建て用の土地が、売りに出されました。

「一番狭い」土地で、「坪単価が一番高い」ところに応募します。

隣が一軒しかない角地だから高いのです。

 

イカタが、「狭くて高いから、競争倍率が低くなるだろう」と。

予想は大当たり、「補欠の3番」

すると、イカタのオヤジが、金策に素早く動き出しました。

「これは、来るぞ!!」と。

オヤジさんの予想もあたります。

 

オヤジさんが3分の2で、自分が3分の1を負担。

自分のようなヒラの安月給には、一人で買えるような物件ではありません。

同僚から今度は「家のためにケッコンした」と。

 

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ケッコンのため、イエのためなら、何でもあり ?

そんなこんなで、今があるのです。

亡くなったギフに感謝しています。

 

イエへの執念。

近所で一番狭い土地。

田舎では考えられないような狭さ。

でも公団売り出しの土地ですから、民間のような極小でもありません。

 

可能な限り広く庭をとりました。

これも田舎育ちの発想です。

生垣の剪定、草取り、花壇、野菜作りをしています。

以前に書きましたが、庭に畑をつくるのは西の方の出身者だとか。

 

以上が、ジジイのワガヤヒストリー

「塞翁が馬」の連続でした。