人生百年 有為自然

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有為自然 446   化けることは 楽しい   話(75)

  化けることは 楽しい   話(75)

 

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「仮装」の話のついでに、「演技」について。

Kセンセーが、語ります。

 

勤め始めたころは、「卒業生を送る会」というものがあった。

3年間をともにしたセンセーたちも、

「卒業生を送る会」で演劇などの出し物に参加したのである。

のんびりした時代だった。

自分は演ずるのが苦手である。

ジョシコーの「送る会」では、棒読みで恥ずかしい思いをした。

 

シンセツコーのときには、台詞を語る役と、舞台で演じる役が分かれていた。

これなら、動きだけに専念すればよいので、大丈夫だ。

自分の役は、着物姿の素浪人

誰だかわからないように、

演劇部のセートに茶色っぽいドーランを思い切り塗ってもらった。

セートも嬉々として塗ってくれた。

舞台に出ていくと、セートが騒ぐ。

「あれは、誰だ? 誰だ?」と。

 

舞台から飛び降り、

「○○(セートの名)!! モク(タバコ)をくれ~!!」とダンシセートに抱きついた。

散々、ガッコーにタバコで迷惑をかけたセートである。

そして、さっと舞台に戻った。

 

「仮装」にしても「化粧」にしても、化けてしまえば何でもできる。

まさに「仮面(ペルソナ)」

「パーソナリティ(個性)」の語源。

 

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ガッコーも、一つの舞台である。

キョーシは、キョーシを演じる。

セートは、セートを演じる。

 

ところで私ことジジイは、真面目、穏やか、優しい … と言われます。

装っていた「仮面」がいつのまにか、顔に貼りついてしまったようです。

実際には、その真逆な面も。

ときどき夜叉になり、をむきだします(笑)