情けは 誰のため ?

「情けは 人のためならず」
これは、日々、つぶやいている言葉だ。
意味は、
「情を人にかけておけば,巡り巡って自分によい報いが来るということ」。
花壇・草刈り・剪定のボランティアを始めて、4年。
「ぼっち住民」だったのに、地域に友だちをいっぱいつくることができた。
人間関係ができたから、安心して住むことができる。
自治会でボー○○カメラをうんぬんしていたとき、
すぐにできる「安全な地域づくり」ということで始めた。
「地域のため」以上に「自分のため」によい結果になった。
「あんたはえらいねぇ」と、○○宗の叔母が言う。
「せっせと功徳をつんでいるんですよ」と言って笑わせる。
お迎えがきて、ゴクラクジョードに行けるかどうかは、わからない。
コロナが流行して、
人々が「他人」のことまで思いやるようになったそうだ。
自分の行動でコロナの感染を増やすかもしれない。
自粛することが、「自分」の身を守ることであると同時に、
「他人」への感染を防ぐことになる、と。
「自分」を守るためにやることが、「他人」を守る。
「他人」を守るためにやることが、「自分」を守る。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは 個人の幸福はあり得ない」(宮沢賢治)
賢治のような厳しい倫理観からは、程遠い。

高校時代、「フォア・アザーズ」と教えられたが、
「フォア・マイセルフ」が一緒でなければ嫌だと、ずっと思ってきた。
コロナ後の社会のキーワードに、
「情けは 人の為ならず」も加えたいと思ってしまうジジイです。
コロナ後の社会のキーワード コロナゴ考(8)
① ジダイ ② ノーミツ ③ ジキュー ④ ジカン ⑤ かんがえるジカン
⑥ コーサンなくして コーシンなし ⑦ ヒグンジ ヘーワガイコー
⑧ ナサケハ ヒトノタメナラズ