草を抜いて下さったのは …
ウォーキングの途中で、地域花壇の草取りを始めました。
すると、集会所前の花壇。
驚くほどきれいに草がなくなっているのです。
自分はここまできれいに抜いていないぞと、不思議に思って見ていると、
近所の◇◇さんが通りかかり、ご挨拶。
「いつも花壇を世話していただき、ありがとうございます。
今朝、○○さんが長い時間、草をとっていらっしゃいましたよ」と。
○○さんは、老人会の花壇グループの一人。
花壇づくりを提案した時、最初に参加して下さった方です。
亡くなった父と同い年で、大正生まれ。
つまり90代後半。
昨年は、真夏の草取りの最中に、大量の蚊に刺されて病院へ。
ますます、ウォーキングの途中の草取りに心がけなければなりません。
高齢の○○さんのお身体のためにも。
ボランティア仲間全員にメールを発信しました。
「○○さんが、花壇の草をきれいに抜いて下さいました。
大正生まれのご高齢でいらっしゃいます。
真夏の暑さが心配ですので、
皆さん、花壇の前を通りかかったとき、
よろしければ、目立つ草を抜くのに協力していただけませんか」と。
○○さんや私だけでなく、いろんな人が草を抜いている姿を、
地域の方々に見ていただくことは、効果があると思っています。
まさに「みんなの花壇」になるからです。
そうなれば、地域の雰囲気も少しずつ変わっていくのではと思っています。
それにしても、○○さんはお元気です。
戦争中、勤労動員で役所の仕事の手伝いをしていたとき、
広島の中心地で被爆なさったそうです。
意識を失い、気がついた時は倒れていたと。
助かったのは、奇跡だそうです。
2~3年前、老人会の8月の集まりで話してくださいました。
記憶もしっかりしていらっしゃいます。
父と同い年と言うのも、何かの縁です。
彼女には、いつも頭が下がります。