人生百年 有為自然

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有為自然 457   草を抜いて下さったのは …

  草を抜いて下さったのは …

 

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ウォーキングの途中で、地域花壇の草取りを始めました。

すると、集会所前の花壇

驚くほどきれいに草がなくなっているのです。

 

自分はここまできれいに抜いていないぞと、不思議に思って見ていると、

近所の◇◇さんが通りかかり、ご挨拶。

 

「いつも花壇を世話していただき、ありがとうございます。

今朝、○○さんが長い時間、草をとっていらっしゃいましたよ」と。

 

○○さんは、老人会の花壇グループの一人。

花壇づくりを提案した時、最初に参加して下さった方です。

亡くなった父と同い年で、大正生まれ

つまり90代後半

昨年は、真夏の草取りの最中に、大量の蚊に刺されて病院へ。

 

ますます、ウォーキングの途中の草取りに心がけなければなりません。

高齢の○○さんのお身体のためにも。

 

ボランティア仲間全員にメールを発信しました。

 

「○○さんが、花壇の草をきれいに抜いて下さいました。

大正生まれのご高齢でいらっしゃいます。

真夏の暑さが心配ですので、

皆さん、花壇の前を通りかかったとき、

よろしければ、目立つ草を抜くのに協力していただけませんか」と。

 

○○さんや私だけでなく、いろんな人が草を抜いている姿を、

地域の方々に見ていただくことは、効果があると思っています。

まさに「みんなの花壇」になるからです。

そうなれば、地域の雰囲気も少しずつ変わっていくのではと思っています。

 

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それにしても、○○さんはお元気です。

 

戦争中、勤労動員で役所の仕事の手伝いをしていたとき、

広島の中心地で被爆なさったそうです。

意識を失い、気がついた時は倒れていたと。

助かったのは、奇跡だそうです。

2~3年前、老人会の8月の集まりで話してくださいました。

記憶もしっかりしていらっしゃいます。

 

父と同い年と言うのも、何かの縁です。

彼女には、いつも頭が下がります。