生まれながらにして フジユー・フビョードー
「ケンポーばなし」の6回目です。
以下、Kセンセーが語ります。
復習です。
「第1章 テンノー」と「第2章 センソーのホーキ」は、
センゼンのような日本に戻らないための「歯止め」。
「第1章 テンノー」は、コクミンシュケンの「裏返しの表現」。
では、今回のテーマに入ります。
「第1章 テンノー」は、全部で8条 !! です。
必要な部分の感想程度にします。
第1条から。
テンノーは「ニホンコクのショーチョー」「ニホンコクトーゴーのショーチョー」。
「象徴」、それ以上でも、以下でもありません。
極端な言い方をすれば、ショーチョーに過ぎない、ということです。
第2条 コーイは、セシューのものであつて、
国会の議決したコーシツテンパンの定めるところにより、
これをケーショーする。
「世襲」って、気の毒だと思いません ?
そもそも「職業選択の自由」がないわけですから。
「生まれながらにして自由・平等」ではなく、「不自由・不平等」。
ケンポーの中で、違和感が残るところです。
ドーリョーにガクシューインダイ出身者がいました。
あの人たちの周囲には、いつもボディガードがいたと話してくれました。
今は、どうなっているのでしょう。
「継承」の細かいことについては「コーシツテンパン」で定める。
ですから「ダンケーダンシ」というのは、
ケンポーで決まっているわけではありません。
コウシツテンパンを変えさえすれば、ジョセーテンノーも可。
「ジョセーテンノーはダメ」は、
「男女不平等のシンボル」というメッセージを
世界に向かって発していると思いません ?
第4条 テンノーは、このケンポーの定めるコクジに関するコーイのみを行ひ、
コクセーに関するケンノーを有しない。
テンノーが行えることは、「コクジコーイのみ」です。
また、「コクセーに関するケンノー」、すなわち政治的な権限はありません、
この二つは重要です。
ジョーコーさんは、とことん「ショーチョーのあり方」を追求したと思います。
ところが、テンノーをリヨーしようとする人たちがいますね。
式典終了後、突然、予定にない「バンザイ」を叫んだり、
トラさんを国賓として招いたり、あるいはシューさんを招こうとしたり … 。
今日のケンポーばなしの要点。
テンノーは「ショーチョー」以上でも以下でもない、
「セシュー」は気の毒(個人の感想です!!)、
ジョセーテンノーはコウシツテンパンを変えれば可能、
テンノーが行えることは「コクジに関するコーイのみ」、
ナイカクの助言と承認が必要。
また「コクセーに関するケンノーを有しない」。
以上です。
それにしても、セーゼンタイイを言い出されたジョーコーさん、
先祖には渡来人の血が流れていると発言されたジョーコーさんには感心しています。
テンノーリョーのハックツガクジュツヨーサ、期待していたのですが … 。
次回は、「コクジコーイ」。
皆さん、覚えましたか ?
私は、覚えていません。
いや、覚える気が全くありませんでした。
ケンポーばなし (6)
【資料】
第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、
この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。
〔内閣の助言と承認及び責任〕
第三条 天皇の国事に関するすべての行為には、
内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。
〔天皇の権能と権能行使の委任〕
第四条 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、
国政に関する権能を有しない。
2 天皇は、法律の定めるところにより、
その国事に関する行為を委任することができる。
〔摂政〕
第五条 皇室典範の定めるところにより摂政を置くときは、
摂政は、天皇の名でその国事に関する行為を行ふ。
この場合には、前条第一項の規定を準用する。