人生百年 有為自然

人生百年。地域づくり、日々の生活、思いなどを中心にしたブログです。

有為自然 480   トーハツフクソーシドーに 複雑な思い   話(84)  

  トーハツフクソーシドーに 複雑な思い   話(84)

 

f:id:uwisizen:20200722075635j:plain

 

ケンポーばなしを書いていたら、

ずっと前のトーハツフクソーシドーの話が途中だったのを思い出しました。

 

ケンポーの学習会でトーハツフクソーシドーについて、

ジョセー参加者たちから、Kセンセーに批判の声。

Kセンセーが、語ります。

 

トーハツフクソーシドー

そんなものなければいいにちがいない。

ただ、「大変なコーコー」にいた当時のことを思い出すと、

複雑な気持ちになる。

 

市内にある十数校のなかで、ニューシ学力が一番低いレベルだった。

そこに、パーマ・茶髪・リーゼント・ソリ、タンラン・ボンタンなどが集う。

ガッコーの行き帰りにタバコを吸っている。

ゴミは捨てる。

通学のバスの中で騒ぐ。

苦情の電話が相次ぐ。

何度も出動。

地域の評判は、さんざんだった。

 

しかし、多くのセートは大人しくマジメだ。

ただ「○○コー」というだけで、世間から蔑視される。

チューガッコーの学力で、振り分けられてくる。

ニューガクしたコーコーに誇りをもてるはずがない。

 

たとえ、学力が低いコーコーであっても、

「いいガッコーで学んだ。

いいコーコー生活だった」と胸を張って卒業して行ってほしい。

 

そのために、総力戦だった。

大変なコーコーの立て直し。

 

落書きだらけの校舎内の壁は、

「塗夢装屋倶楽部」をはじめ、

生徒・保護者・ショクインの力で、全部塗りなおした。

毎日、300人近い遅刻者は、「朝のドクショ」によって一桁まで減らした。

キツエン・ボーリョクジケンなど、

年間、三桁に近かったトクベツシドーの件数は、十数件まで減らした。

金属パイプのイスを振り上げようとしたセートにだきつき、抑えたこともある。

 

わかるジュギョー、面白いジュギョー、

生きる上でためになるジュギョーをつくる努力もした。

ジュギョー秩序の回復にも力を入れた。

ブカツ参加のセートも増えた。

赴任した当時、ショクインの3分の1が異動を希望していた。

12年後転勤する頃には、5本の指程度にまで減少。

 

そういったなかで、トーハツフクソーシドーも行われたのである。

大人しくマジメなセートたちを守るためにも、

トーハツフクソーシドーは必要だった。

 

人は見かけで判断する。

「○○コー」の評判を、徹底的に気にした。

 

チューガッコーを卒業したセートたちが、暗い気持ではなく、

明るい気持ちで入学してくるコーコーにしたかった。

「たとえ学力ランクは低くても、

安心して学べる、希望をもって通えるコーコー」

 

f:id:uwisizen:20200722075701j:plain

 

強圧的なシドーをしたつもりはない。

自分は、そんなキャラではない。

もちろん、おっかないキョーシは何人もいた。

 

トーハツフクソーシドー。

今思い出しても、複雑な気持ちだ。

あの時、「トーハツフクソーは自由だ」なんて、

そんなきれいごとを言えただろうか。

 

もちろん、セートの人格を傷つけるようなシドーは論外である。

どちらかというと、ニコニコしながらやっていた。

そのため、セートたちからは、「いーじゃん、これぐらい」と食い下がられた。

もちろん、やんわりかわした(笑)

 

   471~480 記事一覧

 

471 ウォーキングの途中で、地域花壇の草取り。 隣家の住民も。

472 トーハツケンサ。 アキナの方が好きだった。 話(83)

473 「第1章」「第2章」は歯止め。 「第1章」は、裏返しの表現

474 ショーチョー、生まれながらにしてフジユー・フビョードー?

475 ジョセーシタギウリバでのヒキゲキ。

476 ジョセーシタギウリバでの ヒキゲキ(つづき)。

477 コクジコーイは、形式的、儀礼的なもの。 覚えるなら、遊び感覚で。 

478 ウワキを文化に、ウワキのすすめ。

479 またまた、「花咲かニャンコ」「草取りニャンコ」に会う。

480 トーハツフクソーシドーには、複雑な思い。  話(84)