1947年に タイムスリップ
1947年に、タイムスリップ。
以下、Kセンセーが語ります。
前回の復習。
ケンポー9条。
永久に戦争をしない。
放棄したものは3つ。 戦争 武力の行使 武力による威嚇
否定したものは2つ。 戦力 交戦権
9条の「真意」は、どういうことなのでしょうか。
ケンポーをつくった当時、セーフはどんなふうに考えていたのか。
タイムスリップすればわかります。
1947年に文部省が中学生用につくった教科書『新しい憲法のはなし』。
六 戦争の放棄
みなさんの中には、こんどの戰爭に、
おとうさんやにいさんを送りだされた人も多いでしょう。
ごぶじにおかえりになったでしょうか。
それともとう/\おかえりにならなかったでしょうか。
また、くうしゅうで、家やうちの人を、なくされた人も多いでしょう。
いまやっと戰爭はおわりました。
二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。
このようにセートに語りかける教科書を読んだことがありますか ?
当時の大人たち、
セーフや文部省の真剣味が伝わってきませんか。
私の父の兄と弟は、戦死しています。
弟は少年兵に志願し、沖縄戦で亡くなり、『平和の礎』にその名が刻まれています。
母の兄は、ビルマ戦線から奇跡的に生還しました。
恩師の奥様の母親と妹は、東京大空襲で亡くなったそうです。
センソーが終わった直後にケンポーは作成されました。
センソーは、とても身近でした。
『新しい憲法のはなし』の続きを読んでみましょう。
そこでこんどの憲法では、
日本の國が、けっして二度と戰爭をしないように、
二つのことをきめました。
その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、
およそ戰爭をするためのものは、いっさいもたないということです。
これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。
…
しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。
日本は正しいことを、ほかの國よりさきに行ったのです。
世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。
もう一つは、よその國と爭いごとがおこったとき、
けっして戰爭によって、相手をまかして、
じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。
おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。
…
そうしてよその國となかよくして、
世界中の國が、よい友だちになってくれるようにすれば、
日本の國は、さかえてゆけるのです。
みなさん、あのおそろしい戰爭が、二度とおこらないように、
また戰爭を二度とおこさないようにいたしましょう。
本日のまとめ。
当時のセーフ、モンブショーは、教科書『新しい憲法の話』で、
真剣に子どもたちにセンソーをしないことを訴えていた。
では、どうやったら、戦争を起こさないようにすることができるのでしょうか。
ニホンコクケンポーの「前文」に、書かれています。
皆さん、
ガッコーで「前文」を習った時、何が書いてあるかを理解できましたか ?
あれも、わかりにくいと思いませんか ?
ケンポーばなし(9)