人生百年 有為自然

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有為自然 482    1947年に タイムスリップ

  1947年に タイムスリップ

 

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1947年に、タイムスリップ。

 

以下、Kセンセーが語ります。

 

前回の復習。

  ケンポー9条。

  永久に戦争をしない。

  放棄したものは3つ。  戦争 武力の行使 武力による威嚇

  否定したものは2つ。  戦力 交戦権

 

9条の「真意」は、どういうことなのでしょうか。

ケンポーをつくった当時、セーフはどんなふうに考えていたのか。

タイムスリップすればわかります。 

 

1947年に文部省が中学生用につくった教科書『新しい憲法のはなし』

 

   六 戦争の放棄

みなさんの中には、こんどの戰爭に、

おとうさんやにいさんを送りだされた人も多いでしょう。

ごぶじにおかえりになったでしょうか。

それともとう/\おかえりにならなかったでしょうか。

また、くうしゅうで、家やうちの人を、なくされた人も多いでしょう。

いまやっと戰爭はおわりました。

二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。

 

このようにセートに語りかける教科書を読んだことがありますか ?

当時の大人たち、

セーフ文部省の真剣味が伝わってきませんか。

 

私の父の兄と弟は、戦死しています。

弟は少年兵に志願し、沖縄戦で亡くなり、『平和の礎』にその名が刻まれています。

母の兄は、ビルマ戦線から奇跡的に生還しました。

恩師の奥様の母親と妹は、東京大空襲で亡くなったそうです。

 

センソーが終わった直後にケンポーは作成されました。

センソーは、とても身近でした。

『新しい憲法のはなし』の続きを読んでみましょう。

 

そこでこんどの憲法では、

日本の國が、けっして二度と戰爭をしないように、

二つのことをきめました。

その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、

およそ戰爭をするためのものは、いっさいもたないということです。

これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。

  …

 

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しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。

日本は正しいことを、ほかの國よりさきに行ったのです。

世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。

 

 もう一つは、よその國と爭いごとがおこったとき、

けっして戰爭によって、相手をまかして、

じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。

おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。

  …

そうしてよその國となかよくして、

世界中の國が、よい友だちになってくれるようにすれば、

日本の國は、さかえてゆけるのです。

 

 みなさん、あのおそろしい戰爭が、二度とおこらないように、

また戰爭を二度とおこさないようにいたしましょう。

 

本日のまとめ。

  当時のセーフ、モンブショーは、教科書『新しい憲法の話』で、

  真剣に子どもたちにセンソーをしないことを訴えていた。

 

では、どうやったら、戦争を起こさないようにすることができるのでしょうか。

ニホンコクケンポーの「前文」に、書かれています。

 

皆さん、

ガッコーで「前文」を習った時、何が書いてあるかを理解できましたか ?

あれも、わかりにくいと思いませんか ?

                          ケンポーばなし(9)