ドアが開いては また閉まる
昨夜、外泊してきました。
私ではありません。
調子が悪かったパソコンです。
寄せられたコメントの返事を、やっと終えました。
皆さんのブログは、ゆっくり読みたいと思っています。
遅くなってしまいますが、そういう事情です。
コロナのせいで、
今年は、ほとんどのガッコーで、
シューガクリョコーが中止になるそうです。
ついこの前、シューガクリョコーに触れたので、そのヒキゲキについて、
Kセンセーが語ります。
セートにとっては楽しいシューガクリョコーも、
キョーシにとっては、神経を使う、緊張つづきの行事だ。
「○時、就寝」などというルールは、むなしい。
各部屋をまわり、最後の点呼をしたあと、
他の部屋との行き来がないように、ホテルの廊下で見張り番。
にぎやかな喚声があがると、ドアをノックし、注意する。
ジョシコーのときは、他の客との接触にも気をつかった。
隙あらばと、ジョシセートにちょっかいをかける客がいるからだ。
他の客のフロアとの境界になる階段の前、そこに陣取る。
ドアが少し開く。
「アッ、いるいる」という声がして、ドアは閉まる。
卒業したあと、カノジョらに聞いた話では、
自賛したウィスキーの小瓶を持って、飲める友だちの部屋に行こうとしたとのこと。
ジョシコーでも、こんなことがあったのだ。
次に転勤したシンセツコーでは、いろいろあった。
年配の副担任のセンセーが、
「担任のセンセー方は、もうお休みください。
あとは、私がやりますから」と。
彼は、一晩中、廊下で「寝ずの番」をしてくれた。
結局、その後のシューガクリョコーでは、
ホテルの廊下で「寝ずの番」というスタイルになってしまった。
騒ぎになる前に、鎮める、そういう作戦だ。
廊下に椅子を置く。
今では許されないだろうが、
缶ビールとツマミを持って、ちびりちびりとやりながらの見張り。
(退職する頃には、シューガクリョコー中の、ショクインの飲酒は禁止となった)
何か所も、ドアが開いては、あわてて閉まる。
一番、効果的だったのは、副担任の○○センセーのいびき。
ブカツでは、合気道を指導していた。
いびきの音量が、すごい。
見張りをしながら、寝てしまうのだ。
セートたちは、いびきの音が聞こえるから、センセーが廊下にいることが分かる。
センセーは寝ているのだが、いつ起きるかわからない。
だから、セートは部屋から出てこないのだ。
ドアが開いては、また閉まる、これが繰り返された。
この副担任のセンセーと一緒のときのシューガクリョコーで、
えらい目にあってしまった。
それは、次回のお楽しみ。