人生百年 有為自然

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有為自然 518   初めての コンヨク  

   初めての コンヨク

 

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記事の原稿がなくなった。

ずずさんの山梨の記事から、ヒントをいただいた。

 

「信玄の隠し湯に行ったときの話である。

イカタとギフとの3人旅行。

コンヨクがあるという。

そこで、ギフと二人で出かけた。

コンヨクは、生まれて初めての体験である。

 

地下にどんどん降りていく。

冷泉である。

岩の中の広い浴槽。

身体を流したあと、入る。

「冷たい!!」

ぶるっと、ふるえながら首までつかる。

今度は、浴槽から出ることができない。

 

浴槽を見回す。

さらに身ぶるいした。

数人の入浴者は、すべてが高齢者。

たしかにジョセーもいた。

しかし、若いジョセーなどいない。

寒気が強くなったわけだ。

 

当時、自分は30代。

湯につかっている中では、群を抜いて若かった。

イカタは、入らなくてよかった。

 

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引き返す途中で、高齢のジョセーに声をかけられた。

「このおじいさんは、

この温泉に来たころよりずいぶん良くなったんですよ」と。

介護のお世話をしてあげていた。

やさしそうなジョセーである。

若い頃は、ずいぶんきれいな方だったんだろうなと思われる人だった。

いしだあゆみ系の美人である。

 

そういえば自分は、いつも年上のジョセーに優しくしてもらっていた。

大学時代のバイト。

家具売り場だった。

お昼休みになると、服売り場の中年のジョセーと、いつも食事に出かけていた。

 

今は、まわりのジョセーといえば、中高年の方ばかり。

年齢を重ねて顔がよくなるのは、

ダンセーばかりではないと思っている。

ジョセーも、年齢を重ねた美しさがあるのだ。