「おひさしぶり ~ 」 明るい声が …
「明日、草取りやります」と、メールを送信した。
一人もこなかったらどうしようと不安だったが、
集まったのは、なんと5人。
今度の場所は、ずっと気になっていたところだ。
根が深いので、自分一人で作業するのはつらい。
一人でも助けがあればと思って、メールした。
「おひさしぶり~」。
今回は、女性も一人、参加。
彼女は、料理人だ。
みんな顔を合わせて、一緒に作業するだけで幸せになる。
明るい声、笑い声が時々する。
もちろん、みんなマスク姿だ。
作業後、目の前のお宅のインターホーンを押した。
「最初にお声をかけるべきだったのですが、
私たちは、この地域の花壇づくり・草取りをしているボランティアグループです。
うるさかったでしょうが、今後ともよろしくお願いします」と挨拶した。
「こちらこそ。有難いことです」との返事。
隣のお宅にも、挨拶。
出てきたのは、若い女性。
同じように説明した。
「母がなくなったので、父を見に来たところなんです。
家の裏に隣接する道路は、市の土地なんですよね。
そこの木や草はどうしたらいいでしょうか」と相談された。
「市の業者が来るのは、年に2回です。
自分の家の樹木を剪定する業者さんに、
市の土地のところもいっしょに伐ってほしいと、頼んで下さい」と答えた。
取った草を袋に入れて持ち帰る時に、例の草取りごフーフさんに会った。
「ありがとうございます」とお礼を言われた。
これで肩の荷がおりた。
あとは、市から花壇づくりの許可が下りるのを待つだけだ。
通知が来たら、花を植えることにする。
今度の花壇は、植えっぱなしの花にすることにした。
世話をするのが大変だからだ。
「これで終わりって、花壇」にしたい。
それにしても、ボランティアの仲間と作業した後は、
いつもすがすがしい気持ちになる。