どんな手を打った ? ハンマー&ダンス (113)
たいへんなコーコーでの文化祭。
つづきを、Kセンセーに語ってもらいます。
外部来校者による暴力・騒ぎをいかに防ぐか。
セートたちの「招待者」を事前に登録させた。
「事前登録制」である。
招待者リストを作成し、入門の際にチェックする。
リストにないものは、入校できない仕組みだ。
セートたちには、できるだけ多くの友達、保護者、兄弟を招くように促し、
登録するように指導した。
「無登録」でも入ることのできるのは、
中学生、子どもたち、地域のおじさん・おばさんたち … 。
とにかく、善意の来校者で、ガッコーを満たすのだ。
そして、暴力沙汰を起こすような人物は、最初から入校させない。
もし暴力事件を引き起こしたら、
招いたセート自体が指導されることになる。
キョーシたちは、正門・通用門・裏門の警備。
監視がなければ、柵や門を乗り越えて入ってくるのだ。
校内パトロール。
暴力はなくても、喫煙やバカ騒ぎは発生する。
警備本部には、いつでも出動できるように待機するメンバーも。
警備のローテンション表を作成した。
全体で、7ラウンド。
一般のキョーシは4回程度。
セートシドー部は、7ラウンド中5~6回。
責任者である自分は、
結局、ローテーションに入っていないのは1回。
そのときに、昼食をとる。
だからまぁ~、一日中、警備の仕事をしていたのだ。
「文化の祭」なのか、「警備祭」なのか。
もちろん、穏やかな文化祭を実現することができた。
そういうわけで、カボチャ祭、クリスマスのときの渋谷の映像を見ると、
ケーサツカンの気持ちを想像してしまう。
それにしても、DJポリスのセンスは、たいしたものだ(笑)。
みなさん、世の中にこんなコーコーがあったことを想像できますか ?
そのコーコーも何年か後には、消える運命です。
今は、このようなコーコーは、ないのでしょうね。
転勤して初めて、のんびりした文化祭を味わうことができた。
同じ「コーコー」といっても、こんなに違うものか。
以前、お話ししたように、その転勤先のコーコーで、
円周30メートル、
高さ18メートルの巨大気球を作って、上げることができた。
教訓。
暴力の蔓延、ウィルスの感染などを鎮めるには、
とにかく、ハンマー&ダンス !!
皆さん、そう思いません ?
案内です。
12月16日13:00 NHKBSプレミアムで、
まだの方は、ぜひ、どうぞご覧ください。
実話をもとにした作品です。
重いテーマですが、私は「希望」を感じました。
都合のつかない方は、録画してご覧になることをお薦めします。