人生百年 有為自然

人生百年。地域づくり、日々の生活、思いなどを中心にしたブログです。

有為自然 614   「ツバキ騒動」 顛末記

  「ツバキ騒動」 顛末記

 

f:id:uwisizen:20201212052935j:plain

 

「明日、ツバキの剪定をします。参加できる方は、お願いします」

10人ほどにメール送信。

 

直前の連絡だったにもかかわらず、6人の参加。

歩道のわきの十数本のツバキを剪定。

これで、「ツバキ騒動」が一件落着したのである。

 

これまでの経過を振り返る。

近所の方から

「ツバキの木に、チャドクガが発生したのですけど … 」という相談があった。

自治会の役員と連絡がつかなかったとのことだったので、

かわりに市役所の道路課に連絡してあげた。

 

市の担当者が来て、「伐採しましょうか」と。

「いいんじゃないですか」と、軽い気持ちで答えた。

そして、「近日中に、伐採予定」と樹木に掲示された。

 

すると、「木を伐るな」という声が、緑を守りたいという住民から上がった。

慌てて、市役所に出向く。

強剪定にして、

住民のボランティアで、こまめに剪定することにしたらどうでしょう」と、

折衷案を提案したが、ダメだった。

 

市役所に「伐採に反対だ」と直接乗り込む人もいた。

そして、伐採は中止に。

草刈り・剪定のボランティア仲間に

「私たちで、剪定しませんか」と提案した。

 

「圧力団体みたいな動きは、いやだ。

自分は草刈り・剪定ボランティアをやめる」という人まで出てきた。

それは、何とか抑えた。

 

結局、老人会園芸部が、剪定作業を市に登録して、

ツバキの世話をすることにした。

 

f:id:uwisizen:20201212053003p:plain

 

「草刈り・剪定ボランティア」「老人会園芸部」も、

両方とも自分が代表者である。

ややこしい話だ。

 

冒頭の話に戻る。

一声で6人も集まるとは嬉しい。

青森の友だちが送ってくれたリンゴを、1個ずつ「参加賞」としてあげた。

「香りがいい」

皆の笑顔が返ってきた。

 

そんなこんなで、「ツバキ騒動」も一息落着。

とかく、この世はむずかしい。