「生老病死(しょうろうびょうし)」は 無料に !!
カナダ在住のYさんより、長いコメントをいただきました。
そこで、お返事を書くことにします。
キョーイク費は、絶対に無料にすべきだと思っています。
親が富裕層か貧困層かによって、
子どものキョーイクレベルが違い、人生が全く異なってくるからです。
富裕層のプラスの連鎖に対して、貧困層は「負の連鎖」がつづきます。
そこから抜け出せません。
コーコー進学率が75%になろうとする頃のことです。
私の卒業した田舎の中学は、卒業生20人のうち半数が就職でした。
成績がいいのに、家が貧しいために高校進学できない友達もいました。
県都の受験校に、下宿住まいで進学した私は、
田舎では超・恵まれたセートだったと思います。
同級生は、私のことをどう見ていたのでしょう。
そんな私も、裕福な家庭に生まれた人間に対して、恨みの感情がありました。
もし、小さい頃から、本がいっぱいある家に育ったら、
もしピアノがあったら、
もしエアコンがあったら、
もし家に自分用の個室があったら … 。
今の大学生の多くは、卒業時に、
何百万円という貸与奨学金の返済を、かかえたまま社会に出ていきます。
その負担を想像しただけで、ゾッとします。
大学のジュギョーリョーも無料にすべきでしょう。
当面は、「半額 国費」を目標にしたいですね。
私の大学時代は、1カ月あたり、
家からの仕送り1万円、バイト1万円、奨学金1万円という生活でした。
寮費は、月6,500円(朝夕食付き)。
就職したあと、奨学金の返済は免除になりました。
もし返済しなければならなかったとしたら … 。
返済免除は、ほんとうに助かりました。
食費を含め保育園・幼稚園の費用も、無料にすべきだと思っています。
人生のスタート地点での格差もなくすべきです。
小中学校の給食費も、無料にすべきでしょう。
貧困層にあっては、栄養を考えた食事をとることができる大切な機会です。
Kセンセーのコーコーでは、お金がないために、
修学旅行を諦めざるをえないセートもいたそうです。
「そういうセートたちのことを考えると、本当に辛かった」と話します。
修学旅行費だって、無料にすべきでしょう。
人間が「生まれる 育つ 学ぶ 病にかかる 老いる 死ぬ」。
これら根幹の部分は、基本的に社会全体で支えるべきではないでしょうか。
そういう社会になってほしいと思っています。
生老病死は、宗教上の問題であると同時に、人間の現実の問題です。
最近、気づきました。
セーフは、ケーザイ、ケーザイと言います。
「経済」は、「経世済民」の略。
「世を経(おさ)め、民を済(すく)ふ」
意味は、「世の中をよく治めて、人々を苦しみから救うこと」。
税金も、世のため、人のためにつかうのが基本です。
Yotoroさんには、釈迦に説法でした。
失礼 !!
今の世は、全く逆です。
「利潤」のために、人間をとことん安くこき使う。
そしてボロボロにして、捨てる。
年老いたら、「役に立たないヤツは、さっさと死ね」です。
税金も、大キギョーのために使っています。
コロナに便乗して、自分たちのトリマキキギョーのために金をばらまく。
話がそれました。
要は、ゼーキンは、まず「国民の命と生活」のために使うべきだと思っています。
北欧諸国は、ショーヒゼーが高くても、
キョーイクやフクシ関係に使われています。
わがクニは、ショーヒゼーの分だけ、ダイキキョーや富裕層が減税されました。
年初から、またまた大真面目になってしまいました(笑)。
皆さん、どう思われますか。
次回は、キョーカショについて。