人生百年 有為自然

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有為自然 643  そして 誰も言わなくなった (114)

   そして 誰も言わなくなった (114)

 

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モリ発言で思いだしたことを、Kセンセーが語り始めました。

久々の「Kセンセーのものがたり」

 

ジョセーが発言するので、会議が長くなる ?

とんでもない。

 

自分がショクインカイギで発言したとき、

ジョセーキョーシたちは、援護射撃してくれた。

正義感が強い彼女たちの存在は、頼もしかった。

発言がなくても、挙手採決のときに、自分の意見に賛成してくれた。

  (今はもう、ショクインカイギで賛否を問うこと自体が、許されなくなっている !! )

 

ジョセーたちは、育児や家事の負担もかかえながら働いている。

当時、管理職になることを考えない人が多く、

そのこともあってかストレートにモノを言ってくれた。

 

ダンセーキョーシには、出世を意識しているのか、

はっきりモノを言わない人も多かった。

彼らは、ショクインカイギの場では沈黙を守る。

 

母性保護について取り組んだことがある。

ジョセー職員の休養室の設置。

「オトコには必要ないのか」と言うダンセーキョーシもいた。

ジョシセートの制服改正で、スカートに加えてスラックスを取り入れた。

これらの件でも、ジョセーキョーシたちと力を合わせた。

 

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とにかく、職場でのジョセーは、

自分にとって、力強く頼もしい味方だった。

もちろん、例外はあったのは当然である。

 

退職間際のころのショクインカイギは、うんと様変わりした。

誰も発言しなくなったのである。

 

かつては、コーチョー・キョートー・ヒラの3段階だけだったのに、

コーチョー・フクコーチョー・キョートー・ソーカツキョーユ、ヒラ …

になった。

ヒラよりも上の方で、いろいろなことが話し合われる。

ショクインカイギは、上意下達の場。

発言しても、無駄なのだ。

 

「わきまえるキョーシ」「もの言わぬキョーシ」が大多数を占める中で、

「わきまえぬ」自分は、一言、言い続けた。

定年退職した。

 「そして、誰も言わなくなった」と、風の便りに聞いたことがある。

 

活発に発言していたショクインカイギがなつかしい。

 

「もの言うキョーシ」「わきまえぬキョーシ」が、

もっともっと出てきてほしい。

また、一般のシミン、大人たち一人一人が、

「もの言う人間」「わきまえぬ人間」になることが重要だろう。

そうなれば、未来をになう子どもたちが、

「もの言う人間」「わきまえぬ人間」として育つに違いない。