若いオンナは 役に立たない ?? (115)
Kセンセーは、語り続けます。
勤め始めたころの話。
40年余も前のことである。
ショクインシツで、キョーム主任が大きな声で話していた。
「若いオンナキョーシは役に立たない。
新任で来たと思ったら、結婚し、出産・育児休暇をとり、
復職したと思ったら、さっさと転勤していく」と。
当時、最初に赴任したコーコーでの在職期間は、
5年程度が多かった。
若いうちに、いろんなコーコー現場を体験するためである。
ジョセーの場合、新任の次の年から、3年間のクラス担任。
その後、出産・育児休暇などとると、5年はあっという間に越える。
そして転勤していく。
出産は若い時期にしかできない。
出産・育児休暇など、母性保護は当然のことだ。
それなのにキョーム主任は、
若いジョセーキョーシたちをののしっていたのである。
彼の言葉に、心底腹が立った。
彼は寺の住職もしていると聞いて、唖然とした。
シャカの教えに反しているではないか。
母性を考えない言動をしていたボーズキョーシのこと。
モリ発言で、久々に思いだした。
そいえば、仲の良かった同僚には、若くして退職し僧侶になった人や、
神主さんを兼ねる人もいた。
彼らは、ほんとうに素敵な人たちだった。