恐るべし マスクの威力 魔法の言葉
先日、車の免許証更新に行ってきました。
朝7時半過ぎに、警察署に到着。
まだ開いていません。
先頭に並びます。
やがて若者が一人(あとで25歳とわかる)。
ついで高齢の女性。
さらに、高齢の女性。
車をどこに駐車したかに始まり、あれやこれやの話になりました。
そのうち70代後半と思しき彼女たちから、
「お兄ちゃんたち二人は、若いから」と。
エッ !!
自分も、お兄ちゃん ?
「私は、今年何歳ですよ」と、言いました。
「エッ、見えない !!」
「マスクをつけているからですよ」と言うと、納得。
しかし、この「見えない」の一言は、
高齢者を有頂天にする「魔法の言葉」なんです。
芦田愛菜ちゃんが、梅沢富美男に対して発する「見えな~い!!」。
例の言葉です。
自分より10歳ほど上のジョセーたちから言われたって、嬉しい。
「二十歳のあなたに会える」という糸井重里のダイエット・コピーどおり、
20代初めの体重53キロに戻っています。
スリムな体型です。
長い髪もしっかりと残っている。
声も、若い。
若い頃に比べれば、やさしいまなざし。
マスクをつけると、まず大丈夫 ?
内心、浮かれた気分で免許更新の手続きをすませます。
ゴールド免許。
次回は、5年後。
ところが、「新しい免許証」と「古い免許証」を見くらべて、愕然。
もうおわかりでしょう。
「魔法の言葉」の効力は、一瞬にして消えました。
そこには、皺がくっきり刻まれた顔。
警察写真の威力はすごい。
5年の歳月も、むごい。
「魔法の言葉」から解き放たれて、現実に戻った自分でした。
これから5年後のことを考えると、さらに恐ろしい。
頭の中は、相変わらず青いのに … 。
「若さ」に関する阿呆な話は、まだまだ続きます。
ところで、「中止署名」は35万を越えました。
元同僚、数名にメールしたら、「もう、ネット署名は済ませた」という返事。
「即行で」という言葉も。
みんな、すごいなぁと感服。
おっかなビックリの自分とは、まるで違いました。