車のハッチバック 開いたままですよ 230207
先週、スーパーから帰って来て、車から家に食品などを運び込んだ。
そのあと入浴していると、ドアを叩く音がする。
インターホンが壊れているので、たいがいは諦めて帰られる。
ところが、叩きやまない。
浴室の小窓を開けて、外に向かって大声で、
「すみませ~ん。 今、お風呂に入っています」
すると、「車のハッチバックが、開けっぱなしですよ」と若いジョセーの声。
「ありがとうございます。
申し訳ありませんが、閉めておいていただけませんか」
直後にバタンと閉まる音がした。
斜め前の家の、ツマさんだ。
翌日、リンゴを持ってお礼に行く。
するとオットさんが出てきた。
昨夜のことを話し、「奥さんによろしくお伝えください」と言う。
「ぼく、知りませんでした。
ごていねいにありがとうございます」と。
「私はお父さんとほぼ同じ年齢なんですけど、
お父さんとは違い、もうボケが始まっているようです。
今後も、今回のようなことがあり迷惑をおかけすると思いますが、
その時はよろしくお願いします」。
「いやいや、そんなことありませんよ」
そういえば、わが家の窮状を案じたお隣さんから煮物を、
垣根越しにいただいた。
介護生活に入ってから、3回目である。
こんな近所づき合いができるなんて、以前は思いもしなかった。
地域ボランティアや自治会活動に積極的に関わったおかげである。
まとめ ハッチバックを閉め忘れたまま、入浴してしまった。
お向かいの家の方が、教えて下さった。
お隣さんからは、またまた料理の差入れがあった。
30年近く「ボッチ住民」だったことを考えると、すごい変化だ。
ご近所さんとお近づきになれて、ほんとうにありがたい。