人生百年 有為自然

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有為自然 1260 レジの列で 怒鳴る高齢男性 その顛末は … 241122

 レジの列で 怒鳴る高齢男性 その顛末は … 241122

 

「なにをしているんだ !!

 横から割り込まれるじゃないか !!」

 

「レジ前の通路」の側から並ぼうとしたとき、

「右奥の商品棚の通路」から、男性の怒鳴り声。

 

商品棚の通路をよく見ると … 。

中年の女性、そしてその後ろに高齢男性。

彼らはレジに向かって並んでいたのだ。

レジ前の客との間は、離れていた。

二人は商品を探しているように見えた。

 

どういう理由で怒鳴ったかわかった。

つまり自分が「割り込んだ」格好になったのだ。

あわてて女性に「どうぞ」と声をかけて、前へと促す。

そして、最後尾に移動。

小柄な女性は、怯えたままだ。

声を出すこともできない。

 

無性に腹が立った。

後に行く途中、高齢男性に対して、

「怒鳴らなくてもいいじゃないですか」と、大きな声を出してしまった。

すると高齢男性は、卑屈な愛想笑い。

彼は支払いをすますと、そそくさと店の外へ消えた。

 

自分の対応は、はたして正しかったのか。

「すみません。並んでいる人はいないと思ったものですから」と言って、

静かに後ろに移動すべきだったのかもしれない。

 

以前、レジで怒鳴っているオヤジを見て、不快だったことがある。

その時は、事情がつかめないので何も言わなかった。

今回は、怒りにまかせて大きな声を出してしまったのだ。

 

もし彼が屈強な男だったら、どう対応しただろうか。

「すみません、間違えました。

この方(女性)は悪くありません」と言ったかもしれない。

 



この日、作業服に紺色のジャンパーを着ていた。

高齢男性にとって、自分は若くて強そうにみえたのかもしれない。

彼は、私に対しては何も言えなかった。

「私たち、並んでいますよ」と、私に言うべきだったのである。

ところが、弱そうな女性に対して声を荒げたのだ。

 

自分も無意識のうちに、

相手が強そうかどうかを判断していたに違いない。

反撃できない男性だとみて、怒りを爆発させたのかもしれない。

そうだとすると、怒鳴った男と大差ないではないか。

 

声も出せない女性を救ったのだから、よしとするか。

それでも複雑な気分である。

 

正義感も 中くらいなり 怒鳴り返し