レジの列で 怒鳴る高齢男性 その顛末は … 241122
「なにをしているんだ !!
横から割り込まれるじゃないか !!」
「レジ前の通路」の側から並ぼうとしたとき、
「右奥の商品棚の通路」から、男性の怒鳴り声。
商品棚の通路をよく見ると … 。
中年の女性、そしてその後ろに高齢男性。
彼らはレジに向かって並んでいたのだ。
レジ前の客との間は、離れていた。
二人は商品を探しているように見えた。
どういう理由で怒鳴ったかわかった。
つまり自分が「割り込んだ」格好になったのだ。
あわてて女性に「どうぞ」と声をかけて、前へと促す。
そして、最後尾に移動。
小柄な女性は、怯えたままだ。
声を出すこともできない。
無性に腹が立った。
後に行く途中、高齢男性に対して、
「怒鳴らなくてもいいじゃないですか」と、大きな声を出してしまった。
すると高齢男性は、卑屈な愛想笑い。
彼は支払いをすますと、そそくさと店の外へ消えた。
自分の対応は、はたして正しかったのか。
「すみません。並んでいる人はいないと思ったものですから」と言って、
静かに後ろに移動すべきだったのかもしれない。
以前、レジで怒鳴っているオヤジを見て、不快だったことがある。
その時は、事情がつかめないので何も言わなかった。
今回は、怒りにまかせて大きな声を出してしまったのだ。
もし彼が屈強な男だったら、どう対応しただろうか。
「すみません、間違えました。
この方(女性)は悪くありません」と言ったかもしれない。
この日、作業服に紺色のジャンパーを着ていた。
高齢男性にとって、自分は若くて強そうにみえたのかもしれない。
彼は、私に対しては何も言えなかった。
「私たち、並んでいますよ」と、私に言うべきだったのである。
ところが、弱そうな女性に対して声を荒げたのだ。
自分も無意識のうちに、
相手が強そうかどうかを判断していたに違いない。
反撃できない男性だとみて、怒りを爆発させたのかもしれない。
そうだとすると、怒鳴った男と大差ないではないか。
声も出せない女性を救ったのだから、よしとするか。
それでも複雑な気分である。
正義感も 中くらいなり 怒鳴り返し