「アリバイ(不在)」ではなく
「実在証明」できるのは? 260114

前回の話をかいつまんで書き直してみました。
紀元前660年は、縄文時代。
文字も暦もない、
リーダーはいても、支配・被支配の関係がない無階級の時代。
したがって、紀元前660年2月11日に、
初代の神武が即位したというのは、フィクション。
実在した人物との間が千年もあり、離れすぎている。
そこで「家系図」には、100歳を越える人物が12人も登場。
アリバイ(不在証明)ではなく、「実在証明」できる人物はだれか?
身内や、とりまきの証言は信用できない。
『古事記』『日本書紀』の最初の方の記事などはとくに、そういう類だ。
「実在証明」の一つが、同じ時代の文字の証拠があること。
「讃・珍・済・興・武」という倭国の5人の王の名前が出てくる。
「倭の五王」だ。
応神・仁徳・履中・反正・允恭・安康・雄略が、該当する可能性あり。
ここらあたりから、実在の可能性が出てくる。

確実なのは、「実物証拠」がでてくることだ。
5世紀の古墳から出土した剣・刀に名前が記されていた。
埼玉県稲荷山古墳出土の鉄剣と
熊本県江田船山古墳出土の鉄刀に銘文が刻まれていた。
「ワカタケル大王(おおきみ)」と読める。
これは、雄略であろう。
したがって、「実在した最初の大王(おおきみ)」ではないか。
この段階では、「天皇」という呼び方はない。


以上が、前回の話です。
少しわかりやすくなったでしょうか。
伝えるって、なかなかむずかしいですね。
最初の約1000年間の「家系図」はウソ、フィクションということです。
もちろん、「神々の子孫」ということも。