紀元前660年に 何があった ? 260802

紀元前660年。
何があった ?
歴史は苦手だが、謎解きは面白い。
自分自身につながる命は、地球に生命が誕生して以来、
約40億年つづいていると思っている。
ヒトとしては、約600万年。
残念ながら、
自分まで受け継がれてきた生命の連鎖はまもなく絶える。
わが家には系図がない。
祖父母ぐらいまでしかわからない。
ところが2686年前からずっと、系図があるという家の話。
はたして本当か?
このクニの最高機関である国会では、
大真面目に「正しい系図」として話されている。
驚くべきことである。
今年は「神武紀元2686年」。
西暦の紀元前660年に、初代神武天皇が即位したというのである。
そこから2686年間、
「万世一系」であり、「男系男子」が続いている、と。
したがって、愛子天皇の即位など、とんでもない、と。
そもそも、紀元前660年は、何時代 ?

縄文から弥生に移行する時代だ。
狩猟・採集、竪穴住居の時代。
貧富の差も、王や貴族などの階級もない。
そんな時代に、神武天皇が即位するはずもない。
神話、フィクションである。
文字も暦もない。
「紀元前660年2月11日」に即位したと記録することは不可能。
日本列島に文字が伝わったのは、紀元1世紀。
暦が伝わったのは、6~7世紀だという。
およそ1000年も前の年月日など、わかるはずもない。
『日本書紀』は太陰暦。
明治になって、太陽暦に換算したのだという。
太陰暦は何度も改められた。
どのように換算したのか。
ちなみに神武天皇が即位したという2月11日は、
「建国記念日」ではない。
「建国記念の日」である。
「史実ではない」という批判から、
「建国を記念する日」としたのだ。
戦前の「紀元節」を復活させたいと思う政治家たちが決めたものだ。
神武天皇即位を、本当のことだと信じているなら、
それは「主観的妄想」だと評している学者もいる。
「妄想」をもとに、
「主権の存する国民の総意」のあり方を、国会で決めるとは。
カルトに乗っ取られたクニか、と思ってしまう。
これらの政治家たちは、
わがクニのカルトだけでなく、
お隣のクニ由来のカルトにも毒されてきた人たちである。
カルトの人たちが神武紀元を信じるのは、
彼らの信教の自由である。
しかし、自分たちの信じていることを、
国民に強制してはならない。
それが政教分離の原則だ。
カルトの支配から脱するには、
歴史を学び、多くの人に広げていくしかないか。