水の中で車が止まった ブレーキがきかない 260822

前夜の豪雨で、道路に大きな水たまりができていた。
そのまま突っ込んだ。
途中で車が止まってしまった。
あわてて車を降りた。
運転席側のドアを開けたまま、手で押す。
少し動いたところで、ハンドブレーキを引く。
ゆるやかな勾配だったために、
独力で水たまりから脱出することができた。
エンジンをかける。
どうにか走り出した。
ところが今度は、ブレーキがきかない。
繰り返し踏み込み続けた。
止まらなかったら、どうしよう。
必死だった。
何とか止めることができた。
数十年前の、通勤途上のことである。
今考えても、恐怖心がよみがえる。

今では、水没したときの対策もとっている。
先がとがった脱出用ハンマー。
常に運転席わきのドアポケットに入れている。
アンダーパスの位置も、しっかり頭に入れている。
冠水した道路を走る車を、テレビで見るたびに思う。
車が止まってしまうことを、彼らは想定していないのか、と。
脱出用ハンマーを常置しているのだろうか、と。
一度、恐怖を味わったものは憶病になる。
自分には石橋をたたくほどの慎重さはないが、
とにかく危ないことは避ける。
このクニの人々は、災害の教訓から学ばないのだろうか。
ものごとを合理的に考えないのだろうか、と。
いつもそう思ってしまう。
豪雨はなぜ起きるようになったのか。
地球温暖化が根本的な原因だろう。
都市型災害がどうして起きるのか。
儲け最優先の都市開発、一極集中にあるだろう。
これまでの政策を大転換しなければダメだと思う。
「強い国」というなら、「災害に強い国」をつくるのが筋だろう。
ミサイルを増やして、相手国の攻撃力を高めるなど論外である。
災害にしても戦争にしても、危険度をひたすら低めること。
とにかく「災害に強い国」づくりをしたい。
世界各国に対しては、災害救助で力を発揮したい。
そういうクニにしていきたいものだ。
臆病者は、いつもこんなことばかりを考えている。













