人生百年 有為自然

人生百年。地域づくり、日々の生活、思いなどを中心にしたブログです。

有為自然 1323 お岩さんになってしまった  250910

  お岩さんになってしまった  250910

 



夜暗くて、運転しづらい。

その数日後、眼球が痛くなった。

片方の目を、まぶたの上から押すと痛いのだ。

不安になった。

片方の目が見えなくなった身内がいるからだ。

彼は70歳前に運転免許証を返上した。

目がダメになったら、大変だ。

 

1日たっても、痛みは止まらない。

即行で、眼科へ行くことに。

だが、土砂降り。

以前、眼科での目薬投与のため、眩しくて歩くのも大変だった。

そこで今回はタクシー。

 

点眼薬を2種類もらった。

抗生剤炎症止め。

痛みの原因は不明だと。

「数日してもよくならないようでしたら、また来てください」と。

 

点眼を始めた翌日。

目は充血。

まぶたが腫れて、細い目になった。

まるで、お岩さんだ。

 

点眼薬のために、パソコンがまぶしい。

入力がむずかしい。

 

しかし5日目には、腫れもひき充血もなくなってきた。

大事にならず、ホッとしている。

 

老いた身体には、何が起きるかわからない。

変調があったら、即病院へ。

それが信条だ。

 

ところで、「地域で、社会的なテーマについて語れる場づくり」の準備を開始。

これまで4人に声をかけた。

みな了承。

さて、何人でスタートできるか。

有為自然 1322 ウの目 タカの目 … 鳥目 ? & 「夏休み課題」の追加提出 25090

  ウの目 タカの目 … 鳥目 ? 

     & 「夏休み課題」の追加提出  250905

 



暗い。

こんなに暗いとは。

久しぶりに、夜間、車を走らせた。

ずいぶん以前に、よく走ったことのある道なのに。

前後を走る車のスピードに合わせる。

見えにくいので、焦る。

 

それにしても暗い。

「鳥目」になってしまったのか。

今後、夜の運転は気をつけなければならない。

老いは、こんなところにも出てきたのか。

 

別の日の話。

 

2つのスーパーの共同駐車場。

両方のお店で買い物すると、無料駐車の時間が2倍になる。

そこで、ボランティア仲間と2つの店に分かれて買い物をすることに。

しまった!!

両方の店のレジで、駐車券にスタンプを押さなければならないのだ。

あわてて、あとを追いかける。

しかし、走れない。

自分は成人男性の半分の骨密度しかない。

こけないように急ぎ足にする。

もはや走ることもできなくなっていた。

咄嗟に走って逃げることのできない身体なのだ。

またまた老いを実感した。

 

上記は二つとも、講演を聴きにいったときの話です。

「戦後80年」の節目の年。

歴史学者などによる講演会がいろんなところで開かれます。

知的刺激を求めて、足を運んでいるのです。

 

ところで先日、ブログに「夏休みの課題」を載せました。

あれを要約した「学習会用レジュメ」を追加します。

時間のある方は、サッと目を通してみてください。

 

 

【資料】

    『○○党と創る新しい憲法を読む

                     * 転記ミス、誤字・脱字をご指摘ください

Q1 どんな憲法づくりをしているか?

   専門家ではない素人集団 参加型 2ヶ月 短期間 ワイワイ商法(詐欺商法)

   何でも書き込む 「ドロ団子」 お祭り 「たたき台」←言い訳を準備

   「憲法とは何か」の議論をさせない  リーダーは 京都大学出身 弁護士

   自由民権運動の「私擬憲法」とは真逆 「日本の国柄」にあった憲法づくり

   日本国憲法 99か条 → 創憲案 33か条 「改憲」ではなく「創憲」の意味

   自民党改憲案との違い 特定の価値観・歴史観 憲法とは

   育鵬社の中学校教科書「歴史」「公民」と同じ

 

Q2 日本国憲法をどう見ているか?

   日本は間違った戦争をしたことがない 過去の侵略戦争の否定

   米英などの罠にはまって、太平洋戦争を始めた

   東京大空襲、広島・長崎に原爆を投下した米軍

   その米軍によって「押しつけられた憲法」 「人類普遍の原理」を否定

 

Q3 そもそも憲法とは何か?

   国家権力をしばるもの 権利宣言書 権利のカタログ 権利一覧表

   日本国憲法11~40条 「基本的人権

 

Q4 「創憲案」には何が書かれているか?  何が書かれていないか?

前文

   天皇が治める国 君民一体 「国體」 神道

   日本国憲法前文の否定 → 人類普遍の原理 国民主権・平和主義・基本的人権

 

第1章 天皇  天皇主権 君民一体 神道 神聖不可侵 三種の神器 男系男子

 詔勅 「象徴」「国民の総意」なし

 

第2章 国家  国家主権 元号 君が代 日章旗  「国民主権」なし

         国民の要件 父または母が日本人 日本を大切にする心をもつこと

         「公益」優先

 

第3章 国民の生活  基本的人権」なし

   「個人の尊重」ではなく「家族優先」 同性婚・選択的夫婦別姓の否定

   戦前の教育の復活 神話 修身 武道 教育勅語 愛国心 神道行事

   国民の関心の深いものを列挙 学校給食 米作り 食料の自給自足

   生態系の保護 健康・医療 一極集中 気候危機に触れず ジェンダー平等否定

 

第4章 国まもり

   直接侵略 間接侵略 報道統制 軍需産業 軍学共同 自衛軍

   外国軍隊の常駐不可 * 現実の米軍特権、米軍犯罪は不問

   日本国憲法の「恒久平和主義」「平和的生存権」「国際協調主義」なし

 

第5章 統治組織    第6章 財政

   「政党」 国體に反するものは禁止 

   憲法の構造 = 権利宣言 + 統治機構 日本国憲法55か条 → 創憲案10か条

 

第7章 重大事項

   憲法尊重擁護義務(=国家権力をしばる)なし 条約順守義務 →「国柄」優先

 

Q5 ○○党「創憲案」の働きは?

   神の子孫である天皇 神道国家

   日本国憲法の否定感情を広める 改憲の露払い 改憲の突撃隊

 

Q6 私たちは 何をなすべきか?

   一人でも多くの人に伝えること とくに若い人たち

   創憲案を使って、日本国憲法を学び直す  日本国憲法を活かす

 

 

有為自然  1321 町の魚屋さんが 突然閉店  250831

  町の魚屋さんが 突然閉店  250831

 



今年に入って、ボランティア仲間から教えてもらった魚屋さん。

自宅からは距離があるので、車で行っていた。

ホヤの刺身は、その場でさばいてもらう。

今朝は生きていたという、ハモの刺身。

毎朝、漁港近くの市場に出かけて、仕入れているのだ。

毎週のように買いに行くようになった。

週2~3回の時も。

もっと早く知っていれば、

スーパーで買わずにこちらに来ていたのに。

 

ところが突然、閉店に。

閉店直前に、驚いて出かけた。

 

「近所のお客さんが高齢化して、

歩いて来ることがむずかしくなった。

海水が高温になり、魚が獲れない。

近海魚が少なくなった。

インバウンドの増加で、魚が高くなっている。

スーパーが安い値段で大量買いし、低価格で販売する。

どうしても小さいお店は、高くなってしまう。

買いに来てくれるお客さんは、

週に1度、2週に1度と、大量に買ってくれるのだけど … 。

近所のお客さんがコンスタントに来なくなった。

売り上げがうんと落ちた。

親子二代、半世紀以上続けてきたのだけど、もう限界だ。

廃業の話をすると、お客さんに泣かれてしまって … 」

 

魚屋さんの話の一言一言にうなづく。

高齢化、地球温暖化、物価高騰の影響が、魚屋さんを直撃している。

魚屋さんの突然閉店。

さびしい話だ。

有為自然 1320  夏祭りに初参加 ビフォア & アフター  250826

  夏祭りに初参加 ビフォア & アフター  250826

 

現在の地に住んで、40年近い。

いくつかの町内会・自治会が、合同で夏祭りを行っている。

わが家は子どもがいないこともあって、

祭りに行くことはなかった。

 

もともと、夏祭り・盆踊りの経験がないのだ。

生れ育った港町には、祭りがあったにちがいない。

しかしわが家は他所者で、街はずれに住んでいた。

そういうこともあって、祭りに行ったことがなかったのである。

 

この夏、盆踊りの「櫓」を組む作業に初めて参加した。

わが地域は、自治会役員の高齢化が激しい。

そのため、わが草刈り・剪定・花壇ボランティアに、

サポーターを求める声がかかったのである。

12名参加。

 

鉄パイプの支柱、手すり、ジャッキ、天板、筋交い … 。

コミセンの倉庫から、次々に運び出す。

知らないカタカナの名称が飛び交う。

重い。

指揮者の指示で、組み立てて行く。

こんなふうにやるのかと、感心する。

 

祭り当日。

いつもは高齢ばかりの地域。

どこから湧いて来たのか。

若者・子どもたちでごったがえしている。

住民の子どもや孫たちだろう。

若い人たちにとっては、ここが実家であり、故郷なのだ。

 

祭りの翌日、早朝。

会場にはりめぐらされた提灯

ケーブルのワイヤーと電気コード。

電球を割らないように、慎重に外していく。

脚立を踏み台にする。

あまりにも危なっかしい姿だったのだろう。

「シゼンさんは、高所恐怖症なんだよね」と下から声。

「いや~、高い所も、高い地位も苦手です。

だから、ヒラ人生に徹したんですよ」と返す。

 

リーダーの若い電気職人さんから声がかかる。

「疲れないようにしてください。

これに懲りずに、来年も来てくださいね」と。

「大丈夫です。

このグループからは足抜けできませんから」と笑って答えた。

 

とにかく疲れた。

しかし祭りも楽しいものだと、初めて実感した。

 

* 時間のある方は、

  「1319 詐欺のカラクリ」もご覧になってください。

有為自然 1319 「詐欺」のカラクリ  「夏休みの宿題」ひとまず完了  250823

 「詐欺」のカラクリ 「夏休みの宿題」ひとまず完了

  

                              250823

 

 

本気で「○○案」だと信じたんです。

中味を一つ一つチェックしたら、驚くばかりです。

およそ「○○案」と言えるものではありません。

1,980円も出して買ってしまいました。

 

ラクリは、以下のようになります。

 

・ 作成に参加したのは、ほとんどが素人

 

・ リーダーはプロ中のプロ。 

  超エリート大学出身の弁護士

  国家試験合格者なので、

  「○○案」などと言えるものではないとわかっているはず。

  特殊な「価値観、歴史観の持ち主なんだろうな。

 

・ 憲法案」をつくる際に、

  「憲法とはなにか」ということを、深く論じさせない。

  素人を集めてワイワイ騒ぎながら、一定の方向へ導いていく。

  一種の「詐欺商法」。

 

・ できたのは「創憲案」。

  日本国憲法の否定。

 

・ この過程で、刷り込むものは ?

  日本は、過去に侵略戦争をしたことがない。

  アメリカなどの罠にかかり、戦争せざるをえない状況に追い込まれた。

  その結果、敗れてアメリカ占領軍に憲法を押しつけられた。

  自分たちの手で憲法をつくるべきだ。

  大日本帝国憲法を、現代風の化粧でアレンジ。

  「日本は、神の子孫=天皇が治める国」という価値観・歴史観の刷り込み。

 

・ 改憲「旗振り役」「突撃隊」になるのが、現実的な役割。

  国会内外で改憲」を推進する。

 

以上のようなカラクリです。

どうでしょう ?

 

「夏休みの宿題」を、以下に紹介します。

 

ブログの記事にはふさわしい内容ではありません。

もともと、学習会用の「資料」として作成したものです。

 

メールの「添付」という形式で送ることができればいいのですが。

ワードなどでコピー・貼り付けしてご利用いただければと思っています。

 

時間に余裕のある方は、ぜひご覧ください。

 

参考文献 『○○党と創る 新しい憲法

  ○○党とは、デマや「▲▲▲ファースト」で急伸長した政党です。

図書館でご覧ください。

 

【資料】                         2025年8月

     「創憲案」を読み解く その本質は何か

            * 転記ミス、誤字・脱字をお知らせください。

 

前文  「天皇しらす国」 「国體」

 

前文 日本は、 … 八百万の神と祖先を祀り … 天皇いにしえより国をしらすこと  

   悠久であり …  これが今も続く日本の國體である。

  * 日本国憲法前文の「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」なし。

    「人類普遍の原理」なし。「平和のうちに生存する権利」なし。

    日本は神々を祀り、神の子孫である天皇が治める「宗教国家」とする。

    これを認めないキリスト教徒、仏教徒無神論者、無宗教者は「非国民」。

 

国歌 君が代は 千代に八千代に さざれ石の巌となりて 苔のむすまで

  * 戦前の「修身」教科書では、「天皇陛下のお治めになる御代は、

    千年も万年もつづいておさかえになりますように」と説明。

    天皇による治世が永遠に続きますようにという意味である。

 

第1章 天皇

  * 日本国憲法 第1章「天皇」は「国民主権」の裏返しの表現。

    創憲案には「国民主権」は明記されていない。

天皇

第1条 日本は、天皇しらす君民一体の国家である。

  * 天皇が治める国。「君主と民」が一体となった国家

2 天皇は、国の伝統祭祀を主催し、国民を統合する。

  * 神道の祭祀・行事で、国民を統合する宗教(神道)国家。 政教分離の否定。

 

3 天皇は、国民の幸せを祈る神聖な存在として侵してはならない

  * 大日本帝国憲法の「神聖不可侵」を復活。この規定から不敬罪、大逆罪、治安  

    維持法などが生まれ、多くの犠牲者が生まれた。有名なのは、内村鑑三の失職

    (不敬事件)、幸徳秋水らの死刑(大逆事件)、小林多喜二虐殺・三木清獄死

    (治安維持法など)。

 

皇位継承

第2条 皇位は、三種の神器をもって、男系男子の後嗣が継承する。

  * 神話にもとづく「三種の神器」を憲法に明記。

    女系・女性の天皇の完全否定。

 

天皇の権限)

第3条 天皇は、全国民のために詔勅を発する

  * 戦前の「教育勅語」「軍人勅諭」などは国民の精神を支配し、洗脳した。

 

第2章 国家

  * 日本国憲法 第2章は「戦争放棄」である。

(国)

第4条 国は、主権を有し、独立して自ら決定する権限を有する。

     * 「国民主権」ではない。

    日本国憲法は、国会での審議によって「国民主権」を明記した。

  2 及び元号は、これを天皇が定める。

     * 時間を皇帝が支配すると言う古代中国の思想である。

  3 国号は日本、国語は日本語、国歌は君が代国旗は日章旗である。

     * 君が代・日の丸の強制。 歌わない人間の口元を撮影し処分できる?

       新しい国歌・国旗をつくることを否定。

  4 公文書は、必ず元号及び国語を用い …

     * 国際的に通用しない不便な「元号」の使用を強制。 西暦併記を禁止。

 

(国民)

第5条 国民の要件は、父または母が日本人であり、日本語を母国語とし、日本を大切 

    にする心を持つことを基準として、法律で定める。

     * 日本人と結婚した外国人を、日本国民とみなすには ?

       「日本を大切にする心」を持っていないとみなされれば「非国民」。

       「日本を大切にする心」の基準は? 「心」まで支配する国に。

 

第3章 国民の生活

  * 日本国憲法第3章「国民の権利及び義務」は31か条。ほとんど権利と自由。

    創憲案では、日本国憲法で示された自由と権利の大半がない。

(家族)

第7条 家族は社会の基礎であり、思いやりの心をもって互いに助け合う

     * 日本国憲法の最大価値である「個人の尊重」はない。「家族」を優先。

     * 「互いに助け合う」義務が発生。生活保護を受けることが厳しくなる。

  3 婚姻は、男女の結合を基礎とし、夫婦の氏を同じくすることを要する。

     * 同性婚や選択的夫婦別姓を、憲法で否定。

 

(国民の基本的な自由と権理)

第8条 すべて国民は、主体的に生きる自由を有する。

     * 「自由」はこれだけ。 身体や精神の自由、その他の自由がない。

(教育)

第9条3 国語と古典素読、歴史と神話修身武道及び政治参加の教育は必修とす

     

     * 神話教育、修身など戦前の教育の完全復活である。

   4 教育勅語など歴代の詔勅愛国心、 … 地域の祭祀や偉人伝統行事は教育に

     おいて尊重しなければならない。

     * 赤木俊夫さんが自殺に追い込まれた森友学園。学園の子どもたちが「教  

       育勅語」を唱和する姿は、洗脳教育の実例である。

       「朕(ちん)(おも)うに、我(わ)が皇祖皇宗(こうそこうそう) … 

       一旦(いったん)緩急(かんきゅう)あれば 義勇公に奉じ

       以て天壌無窮(てんじょうむきゅう)

       皇運(こううん)を扶翼(ふよく)すべし」

       意味は「一旦戦争になったら天皇陛下のために命を捧げよ」。

       教育勅語は戦後すぐ、国会で廃止された。

       愛国心教育、地域の祭祀、伝統行事などで、思想・良心の自由は否定。

       政教分離の原則は失われる。 神道憲法によって強制される。

       キリスト教徒など他の宗教信者や無神論者は迫害の対象になる?

 

第9条5 学校給食は、健康に配慮し、地域の食材を使い、国内における調達に努め

     る。

(食料と生活基盤)

第10条 食料は、主食である米作りを中心に、種子や肥料も含めて完全な自給自足を達   

    成しなければならない。

   2 国は、農林水産業及び国民の生活基盤となる産業と従事者を保護育成する。

   3 農林水産業は、 … 国の重要な基盤として尊重されなければならない。

(健康と医療)

第11条 国民の健康に関わる情報は、 … 国がすべて開示する義務を負う。

(環境の保全

第12条 国民は、自然が命の源であることに思いを致し、生態系を保護し、次世代に美

    しい国土を引き継がせるよう努めなければならない。

   2 国は、人口の一極集中を避け、各地域の経済的発展を支援する国土計画を作

    成し、災害時にも互いに助け合える体制を築くものとする。

     * 教育、学校給食、食料自給、農林水産業、健康と医療、生態系、一極集

      中、災害など、国民にとって切実なテーマを憲法に入れる。

      皇国史観を薄め、支持を拡大するねらいか?

      憲法に書き込むテーマではなく、政策上の課題である。

      農林水産業、医療、国土の破壊は、政策の問題。

 

(政治参加)

第13条5 候補者及び議員の本名、帰化の有無、収支等の情報は公開される。

     * 出自が「外国人」である者を排斥するためか。

 

地方自治

第14条 地域の風土、信仰及び文化を護り、住民の意思を政治に反映させるため、

    地方自治体を設置し、その仕組みを法律で定める

     * 神社や神道の行事が、自治体の仕事になる。 政教分離の否定である。

       「地方分権」という「権力分散」の考え方はない。

 

  3 国は、地方自治に対し、外国又は国際機関からの干渉を受けないよう措置を

    講ずる。

 

第4章 国まもり

    * 日本国憲法戦争放棄」のかわり。 「国防」の語を避けている。

(目的)

第15条 国は、直接間接の侵略や危難を未然に防ぎ、国民の安全及び自国の産業を護

    り、国の独立を保ち、子孫に引き継がせることを目的に、国まもりの総合的な   

    方針を定める。

    * 「間接侵略」を理由に、政府に批判的な国民も外敵とみなされる危険性。

 

(情報及び防諜)

第16条2 報道機関は、偏ることなく、国の施策につき、公正に報道する義務を負う。

     * 偏りや公正を誰が判断するのか。

       創憲案を作成した野党は、すでに取材の選別を始めている。

       報道の統制が可能になる。

 

    4 国は、外国による諜報活動を防ぐ機関を設置し、必要な措置を講じる。

     * 「外国による諜報」「間接侵略」ということで、国民も監視する。

       戦時中、「スパイ」という名目で、政府に批判的な国民が弾圧された。

 

(経済安全保障)

第17条 国は、国まもりのため、国内産業を育成し、

    国産技術及び研究開発を促進する。

     * 国防のため、軍需産業を育成し、学問も軍事に協力させる。

 

(外国人と外国資本)

第19条 外国人の入国及び在留条件は、国が主権に基づき、

    自由に決定することができる。

     * 国際的な基準に基づかなくてもよいということになる。

 

  4 外国人の参政権は認めない。

    帰化した者は、三世代を経ない限り、公務に就くことはできない

    帰化の条件は、国柄の理解及び公共の安全を基準に、法律で定める。

     * 外国人の地方参政権を認めないということ。

       帰化しても、本人・子・孫までは公務員になれない。

       「国柄の理解」なき者は帰化させない。思想・良心・信条のチェック。

 

自衛軍

第20条 国は、自衛のための軍隊(以下、「自衛軍」という。)を保持する。

  2 自衛軍の最高指揮権は、内閣総理大臣が有する。

  3 自衛権の発動と解除は、国会の承認を必要とする。

    ただし、緊急やむを得ない場合は、事後にこれを得るものとする。

     * 緊急事態とみなせば、内閣総理大臣は自由に自衛権を発動できる。

       韓国の戒厳令のような事態になると、それを止めることができない。

  5 軍事裁判所を設置し、その構成は法律で定める。

    ただし、最高裁判所に上訴する機会は保証される。

     * かつての軍人による裁判所、「軍法会議」である。

 

(領土の保全

第21条2 外国の軍隊は、国内に常駐させてはならない

   3 外国の軍隊の基地、軍事および警察施設は、国内に設置してはならない

     * 現在の日米安保条約日米地位協定のもとで起きていることは黙認 ?

       沖縄などで起きている米軍関係者の犯罪、新基地建設も不問に付す?

 

第5章 統治組織

      * 統治機構 日本国憲法55か条。創憲案は10か条。

(統治原理)

第22条 統治は、国體を尊重し、全国民のため、和の精神をもって行う。

      * 「国體尊重義務」。 神道行事への参加などが強制される。

 

   3 すべて公務員は、日本国民であることを要する。

      * 現在認められている、外国籍の人の地方公務員が認められなくなる。

 

(政党)

第23条 政党は、加入する国民の意志によって運営され、その要件は法律で定める

      * 「治安維持法」(死刑法)の復活。

        「国体の変革」を目指す結社の非合法化。

        日本国憲法にはない条項。

 

(国会)第24条   * 日本国憲法は24カ条 → 創憲案は1カ条

(内閣)第25条   * 日本国憲法は11カ条 → 創憲案は1カ条

(裁判所)第26条  * 日本国憲法「司法」は7カ条 → 創憲案は1カ条

評価委員会)第27条 * 日本国憲法にはない。

国民投票)第28条 * 「国民投票」の「過半数」を使えば、どんな法律も可。

 

第6章 財政  

    * 日本国憲法は7カ条 → 創憲案は3カ条

通貨発行権) 第29条

(財政) 第30条

(税制) 第31条

 

第7章 重大事項

最高法規

32条 憲法は国の最高法規であり、日本の国柄を示すものであって、

    これに反する法律、条約、命令、条例その他の行為は効力を有しない

   2 国際機関の勧告や決定は、憲法又は日本固有の習慣に反する場合、

    効力を有しない

     * 日本国憲法の97条「基本的人権の本質」「基本的人権は、人類の多年に  

       わたる自由獲得の努力の成果であって、 … 現在および将来の国民に対

       し、侵すことのできない永久の権利」が、創憲案にはない。

       「条約尊重義務」や国際法国際人権規約などを否定する。

       「日本の国柄」「日本固有の習慣」とは何か。 それを決めるのは?

       人権の世界史的な発展を無視した「特殊な国」へ。

 

     * 日本国憲法99条「憲法尊重擁護の義務」「天皇又は摂政及び国務大臣

       国会議員、裁判所その他の公務員は、

       この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」。

       日本国憲法は、「憲法とは権力を縛るもの」ということを、

       実質的な最後の条文=99条で示している。創憲案には、これがない。

 

(改正)

第33条 各議院の総議員の過半数の賛成で発議され、法律に定める国民投票において、

    有効投票の過半数の承認を得て行う。

     * 与党が過半数をしめていれば、常に「改憲」を発議できる。

       日本国憲法は、「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」が必要。

       国民投票が低投票率ならば、ごく少数の国民の賛成で改憲が可能に。

 

 「創憲案」に書かれていない権利一覧

   憲法とは「権利の宣言書」「権利のカタログ」「権利一覧表」。

   国家権力によって国民の権利が侵害されないためのもの。

   「創憲案」に書かれていない、日本国憲法の権利を列挙する。

   自由や権利の条文がなければ、裁判で争う根拠、手段がなくなる。

   下記の権利がなくなれば、どうなるか ?

 

基本的人権(11条) 「侵すことのできない永久の権利

  創憲案は「人類普遍の原理」を否定。「日本の国柄にあった人権」という捉え方。

個人の尊重 幸福追求権(13条) 「個人として尊重」「幸福追求権」

  創憲案は、プライバシーの権利がなくなる。 選択的夫婦別姓は不可能。

  スマホでのやりとりを国が見ることも可能になる。

平等権 法の下の平等(14条)

  創憲案は、「人種、信条、性別、社会的身分又は門地」による差別を禁止しない。

国家賠償請求権(17条)

  創憲案では、政府や自治体によって損害を受けても、賠償されない。

奴隷的拘束 苦役からの自由(18条)

  創憲案では、徴兵制度が可能になる。

思想及び良心の自由(19条)

  創憲案では戦前の「治安維持法」が肯定される。国體の変革を目指す者は死刑?

信教の自由(20条)

  創憲案では、日本の「国柄」「国体」に合わない宗教を統制。 政教分離を否定。

   政府・自治体が神道と一体になる。

集会・結社・表現の自由 通信の秘密(21条

  創憲案では、国柄に反する政党・団体や集会を取り締まる。

  言論統制・検閲・盗聴など可能に。

居住・移転・職業選択の自由(22条)

  創憲案では、政府の指示で居住地の指定、移転の制限・強制も。

  非常時に、職業の指定、軍用地や公共事業などでの強制移転が可能に。

婚姻における個人の尊厳 両性の平等(24条)

  創憲案は、本人同士より家族を優先。性別役割分担の復活。

  同性婚、選択的夫婦別姓が不可能に。

労働者の団結・団体交渉・団体行動の権利(28条)

  創憲案では、組合の結成、団体交渉、ストライキなどが犯罪になる?

財産権(29条)

  創憲案では、政府の命令で土地など財産の没収も可能に。

裁判を受ける権利 弁護人を依頼する権利など(30条)

  創憲案では、裁判を起こすことも、まともな裁判を受けることもできなくなる。

刑事手続きでの適正手続き保障(31~40条)

    創憲案では、逮捕・捜査・拘留・拘禁など、適正に行われる保証がなくなる。

    冤罪の多発。拷問が可能になり、その結果の自白も証拠に。

 

有為自然 1318 20余年ぶりの再会 & 心に念じる  250820

  20余年ぶりの再会 & 心に念じる  250820

 

 

風貌は「西洋人」

40年ばかり前、彼が登場した時のことである。

彼を以前から知っている同僚が、

英語で「ヘ~イ、ジョン」と呼びかけた。

すると彼は、「ヘーイ、マイク」と応えた。

英会話が苦手な人間たちに緊張が走る。

 

彼は、両親も祖父母もニホンジンである。

 

小柄な身体。

体操選手でもあった。

吊り輪も楽々こなす。

つのだひろの「メリージェーン」

尾崎紀世彦また逢う日まで」を歌う姿を思い出す。

宴会で彼が歌うと、その後の者たちは歌いづらい。

ほんとうにうまかった。

 

その彼と20余年ぶりに会って、飲んだ。

なつかしい話が次々に出てくる。

 

「彼はどうしている?」「彼女は?」

Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさん … 。

亡くなった元同僚の名が、つぎつぎにあがった。

 

「一番近い○○沿線に、Fさん、Gさん、Hさんの3人がいる。

ちょっと離れたところに、Iさん、Jさん、Kさん、Lさんがいる。

来年の年賀状を出すときに、

『集まろう』と声をかけよう」ということで別れた。

 

話は変わって、7月末のことである。

 

近所に住んでいる外国籍の方と話をした。

外見は私たちと同じ、アジア系の方だ。

表札は、漢字一文字。

夫と妻の姓が違う。

その彼女が、ぽつりと言った。

「怖い世の中になりましたねぇ」と。

交わした言葉は少なかったが、

彼女の不安が痛いほど伝わってきた。

 



「ぼくたちの責任です。

今の状況を変えるためにがんばります」と言って別れた。

 

道路工事や、リフォーム建築の現場で多くの外国人を見かける。

彼らがいなければ、このクニは成り立っていない。

学校に通う小学生にも、親が外国人である子どもたち。

彼らを不安にさせるデマ。

「○○人ファースト」という言葉。

 

このクニに住む外国人もニホンジンも安心して暮らせる社会に。

「何とかしなければ」と、心の底から思った。

 

有為自然 1317  「詐欺」にかかってしまいました !?  250814

  「詐欺」にかかってしまいました !?  250814

 

    (写真は借用です)

 

残暑お見舞い申し上げます。

近況報告です。

 

8月も中旬になり、タカサゴユリが咲き始めました。

毎年、亡父を思い出す花でした。

しかし、在来種と交雑し生態系を乱すのだそうです。

やむなく駆除することに。

複雑な気分です。

 

草刈り・剪定ボラティア。

参加呼びかけのメールには、

「健康に不安な方は、参加を控えてください」と付記します。

それでも12名の参加。

作業後、月に1回の懇親会。

ついにワンコインから、千円に参加費をあげることに。

物価高に負けました。

 

ボランティア仲間からいただいたヒマワリの苗。

丈が2メートルをはるかに越えています。

隣に立って手をあげた指の先よりうんと高い。

風が強いので、倒れかかっています。

 

オクラの収穫開始。

2日に1回程度。

今日は8個でした。

累計29個。

 

 

歯科クリニック通い。

月に1度から2ヶ月に1回、そして今度は3カ月先に。

歯の磨き方を褒められています。

虫歯、入れ歯になる前に、出会いたかった医者です。

 

脂漏性角化症。

液体窒素で焼き続けて1年。

しぶとい。

もう一息です。

 



この数週間、「詐欺」にかかっていた? そんな気分になりました。

大真面目に考えれば考えるほど、深みにはまってしまったのです。

「これは違う、あれがない」と言い続ける生活。

 

確認するために「実物」を通販で購入。

名前は同じようなものですが、全く違った「○○○」。

「○○○ & 取り扱い説明」「関連商品」、合わせて計3,780円。

もう一品は、在庫なし、製造中止 ?

中古品だと1万円なので、こちらはやめました。

3,780円は、もったいない。

しかし論じるためには、やむをえない出費。

ため息が出ます。

 

「取り扱い説明」を見て、だんだんわかってきました。

まず、この「○○○」をつくったのは、ほとんどが専門家ではない素人。

常識からはずれたものでもいいわけです。

「ドロ団子のような○○○」と自称しています。

 

「○○とは何か」という根本を考えさせずに、作業に参加させる。

しかしリーダー自身は、超エリート大出身の国家試験合格者のプロ。

およそ「○○」とは程遠いモノとわかっていて、作業させる。

できたものについては、

「あれは素人がつくったもの。たたき台ですよ」とかわすつもりか ?

悪質・狡猾さを感じます。

 

「2ヶ月でつくろう」と煽ります。

短期間というのがミソです。

ゆっくり考える時間を与えません。

ワークショップというかたちで、自分たちの思いを自由に出させます。

「ワイワイ商法」という詐欺商法を連想しました。

わいわい騒いでいるうちに、一方向にどんどん導かれて行く。

その間に刷り込まれるものは、いったい何 ?

 

さて、購入した「実物」とは何でしょう ?

 

わけのわからない、蒟蒻(こんにゃく)問答になってしまいましたね。

そろそろケリをつけなければ … 。