高い壁 監視塔 巡視船 ドローン … 251019

学生時代、刑務所の近くに住んでいました。
就職してから一度、所用で別の刑務所の建物の中に入ったこともあります。
今日は、それとは別な話です。
高い壁に囲まれている。
壁の上には、監視塔。
海上には、巡視船。
上空には、ドローン。
水、食糧、医薬品、燃料などがほとんど入ってこない。
燃料不足のために浄水機が動かない。
だから、塩分を含む、汚染された水を飲んでいる。
そのため、下痢、発病。
病院も学校も破壊されている。
1日10時間も停電。
夏は暑く、冬は凍死する人もいる。
若者たちに仕事がない。
壁の外に、一生出られない。
希望がない。
「天井のない監獄」だ。
その「監獄」のなかの人間に向かって砲撃・銃撃が続く。
先祖たちが代々住んでいた土地。
ところが約80年前に、
「ここは、神から自分たちに与えられた土地だ」と言う人々が国をつくってしまった。
彼らは、この地を占領し支配している。
2年前に、占領支配に抵抗するグループが、
相手側のエリアに入り民間人1200人を殺し、約250人を人質にした。
民間人への攻撃は、許せない行為だ。
占領者による報復が始まった。
「民族皆殺し」である。
南部への「退避命令」が、占領者から出された。
避難した先も爆撃される。
物資が来ないから、飢える。
病気になる。
負傷しても、治療できない。
まさに地獄である。
この2年間で、6万7千人の命が奪われた。
その3分の1は、子どもたちだ。
負傷者は、その倍にのぼる。
がれきの下の行方不明者は、30万人以上と言う人もいる。
物資搬入ができない「監獄」の中。
空から海から地上から攻撃される。
食糧配給の列も、攻撃対象として狙われる。
建物も次々と破壊される。
住宅も学校も病院も。
ドミサイドというらしい。
民族が絶滅するまで、続けるのか。
占領されたもう一つの地域(ヨルダン川西岸地区)では、
時間をかけて「民族追放」(民族根絶やし)が続く。
「自治区」とは名ばかりである。
ぐるりと囲む大きな壁。
その中に、さらに小さな壁が次々とつくられていく。
検問所が数十ある。
通行するたびに持ち物検査、人相検査。
「テロリスト対策」なのだと。
通行不能になることは、しょっちゅうだ。
治安は占領者側の警察、軍隊があたっている。
先祖代々の地に、占領者のなかの無法者たちがやってくる。
住んでいる家を横取りする。
破壊する。
先住者たちに暴力をふるい、いやがらせをする。
占領者側の警察は、ならず者たちを放置している。
先住者が無許可で家を修理すると、違法だと言って家をとりあげる。
こうやって先住民は次々に追い出されていく。
占領者が奪った土地を「入植地」という。
奪った者たちを「入植者」と言うのだそうだ。

上記の文は、
『もしも君の町が ガザ だったら』(高橋真樹 ポプラ社)を読んで書いたものである。
死者数や表現など、若干書き直した。
本を読み終わったあと、
本の要約をパソコンキーで打ち続けてきた。
地域の「しゃべりば」で話せたらと、思ってのことである。
それをブログに載せるには長すぎる。
うんと短くした。
3章まですんだが、図書館への返却日が来てしまった。
図書館の予約者が多いので、電話で書店に注文をした。
以前、マー君のママさんに紹介された『ガザとは何か』(岡真理)。
読んで自分の無知に、衝撃を受けた。
今回は、hitokoto2020さんのブログ。
『もしも君の町が ガザだったら』。
ガザとヨルダン川西岸地区のことを、いっそうリアルに知ることができた。
あと残り6章。
本屋さんから連絡が来たら、手に入れて要約を打ちつづけよう。
地域の「しゃべりば」でも伝えたい。